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パンプーリャ(ポルトガル語: Região Administrativa da Pampulha)はブラジルベロオリゾンテ市内の9つある行政区画の一つ。市北東部に位置し面積は47.13キロメートル (29.29 mi)。人口は145,262人、人口密度は3.08人/平方キロメートル。パンプーリャの中心にはパンプーリャ湖がある。パンプーリャ湖は1940年代に当時の市長で後に大統領となるジュセリーノ・クビチェックによって建設された人造湖である。パンプーリャ行政区は更に29の地区(bairros)に細分化されるが、そのうちの一つもまたパンプーリャという名称を持つ[1][2]。 20世紀初頭のベロオリゾンテ市長Otacílio Negrão de Limamは1936年に、治水と市への水の供給を強化することを目的としてパンプーリャという小河川を堰き止めて貯水池を建設した。パンプーリャ湖周辺は後にクビチェック市長の都市開発計画の拠点となった。クビチェックは一連の建築物群を建設するために、若き建築家オスカー・ニーマイヤーを招聘した。ニーマイヤーはロバート・ブール・マルクスなどの著名な建築家とともに、現在ではブラジル最初期かつ最も顕著な例とされるモダニズム建築を手がけた[1][3]。 2016年7月、パンプーリャ湖周辺の地域が、「パンプーリャの近代建築群」としてユネスコ世界文化遺産に登録された[3][4]。 構成資産サン・フランシスコ礼拝堂、美術館、カーザ・ド・バイリ、ヨットクラブ、ニーマイヤー邸などからなる[5] サン・フランシスコ礼拝堂![]() →詳細は「サン・フランシスコ礼拝堂」を参照
1943年に建設されたカトリックの教会。放物線状のシェル構造は、一般的なカトリックの教会とは大きく構造が異なり、タイム誌が「悪魔の防空壕のようだ」と酷評するなど、議論を呼んだ。そのため、教会としての公認は1958年まで遅れた[6] 。 パンプーリャ美術館![]() 1943年、市内最初のカジノとして建築されたが、1946年にブラジル国内でカジノが禁止されると閉鎖された。1957年に美術館として再開された。「クリスタル宮殿」とも呼ばれ、ブラジル国内の芸術家によるものを中心に1600以上の作品を収蔵している[7]。 カーザ・ド・バイリ湖上の人工島の上に建設された社交場。ニーマイヤー建築の特色である曲線美が活かされた建築となっている。ダンスホールやレストランなどを備えており、1943年に会場されたが、カジノ禁止の余波を受けて閉鎖。以降、市の管理の下、多目的スペースとして活用され、美術館の別館としても使用された。2002年にニーマイヤー自身の再設計により全面的にリフォームされている[8]。
登録基準この世界遺産は世界遺産登録基準のうち、以下の条件を満たし、登録された(以下の基準は世界遺産センター公表の登録基準からの翻訳、引用である)。
脚註
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