勤行 (真宗大谷派)真宗大谷派における勤行(ごんぎょう)とは、寺院の本堂や門徒の家庭における「お内仏」[1]、又は携帯する事のできる「三折本尊」などの前で、合掌礼拝・称名念仏し、経典・偈文などを読誦することをいう。「おつとめ」ともいう。 この項目では、門徒の家庭における勤行について説明する。 真宗大谷派においては、仏恩[2]・師恩[3]に対する報恩報謝、仏徳讃嘆すること。 教義上、功徳を積むため勤めたり、祖先の霊に向けて勤めない。 早見表勤行次第
荘厳
注意・諸作法以下は、寺院作法を踏まえた注意である。教義上、形式が重要なのでは無く、如来より賜わる信心を第一とする。勤行は、あくまで報恩報謝、仏徳讃嘆のためであり、「行」として勤めるものではない。
複数人で勤行する時の注意![]() 合掌礼拝時は、調声人[8]が最初のリンを打ったら合掌を解く。 勤行集に○の印が表記されている句頭の部分(調声)は、調声人のみ唱える。(「正信念仏偈」(以降「正信偈」)草四句目下 であれば、「歸命無量壽如來」と「善導獨明佛正意」の部分である。)○印がある以外の部分は、全員で唱える。 『御文』を拝読する時は、調声人のみ拝読する。その時、調声人は蓮如上人絵像または九字名号を左にして本尊のある中心側を向く[9]。調声人以外の参拝者は頭を垂れ拝聴する。 日常勤行が出来ない場合時間が無いなど、止むを得ず勤行が出来ない場合でも、合掌礼拝・称名念仏は欠かさないように心掛ける。その際に、リンは打たない。 風邪や病気などで、止むを得ず勤行が出来ない場合は、無理はしない。教義上「勤行が欠かしたから罰が当る」という考えは無い。 勤行に必要な物
勤行前の準備
勤行次第と荘厳以下は、在家における勤行の一例として述べる。地方により細部が異なる場合がある。 勤行作法については、自分の所属する寺(お手次寺)の住職に教えていただく事が、最良である。所属寺院が無い場合は、各地の教務所・別院に訊ねる。 声明(しょうみょう)を独学で覚えるには、本山が出しているCD・カセットテープ(真宗大谷派宗務所出版部発行)や、市販の解説本に添付されているCDなどを参考にすると良い。 共通の勤行次第
平時平時の勤行次第共通の勤行次第の詳細は、上記(共通の勤行次第)を参照のこと。
年中行事共通の勤行次第の詳細は、上記(共通の勤行次第)を参照のこと。 修正会
春季彼岸会・秋季彼岸会
盂蘭盆会
報恩講
歳末昏時
年忌法要
または、現大谷派が行っている勤行次第
祥月命日
『御文』拝読の作法
脚注
参考文献
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