北方町 (宮崎県)
北方町(きたかたちょう)は、かつて宮崎県東臼杵郡におかれていた町。 2006年2月20日、延岡市に編入され、延岡市の地域自治区(読みは「きたかたまち」)となった。 県北部の山間部に位置し、全国で唯一珍しく干支による住所表記を持ち[1]、郵便番号表の並びも50音順ではなく、干支のネ、ウ、ト、タ、ミ、ヒ、サ、イと言う順番で掲載されていた。 地理延岡市街地の西、日之影町の東に位置し、五ヶ瀬川と国道218号が横断する。 歴史干支の町1889年の町村制実施時、北方村は単独で自治体として発足した。自治体内で地域を区分する際、周辺の自治体は数か村の合併で発足したため、従前の村を大字に置き換えることで事足りるが、北方村には上記の理由により大字が存在しない。そこで北方村では干支(十二支)を地域区分として採用することとなった。干支を採用した背景には当時の戸長の先祖が延岡藩の天文測量方であったことも関係している[1]。当時の戸長役場のあった地区を「子」とし、おおむね時計回りで「亥」まで命名している[1]。 1980年代に町おこしについて話し合われる中で、地域区分として干支を用いる例は他地域にも存在するが十二支すべてが揃っている例がほかに見られないことが注目された[1]。1987年から「日本唯一、干支の町」と掲げ[1]、町内の施設に「うさぎ橋」「ひつじ橋」などを命名した[1]。 国道218号には「干支大橋」「ひつじトンネル」が存在する。 延岡市への編入後は地区名が大字に昇格した。住所表記は「延岡市北方町川水流卯682番地」のようになる。 産業企業
地域教育小学校中学校現在は過疎化により小学校4校と中学校1校が統廃合され、延岡市立北方学園となる。 交通最寄り空港は宮崎空港。 鉄道五ヶ瀬川沿いを高千穂鉄道が通っていたが、2005年9月の台風14号の被害により休止し、町内の区間は2007年9月6日をもって廃止された。町役場(現・北方町総合支所)の最寄り駅は川水流駅。 道路一般国道県道主要地方道一般県道名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
観光スポット
脚注
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