南国市コミュニティバス南国市コミュニティバス(なんこくしコミュニティバス)は、高知県南国市が運行するコミュニティバスである[1]。2019年(令和元年)10月1日運行開始[2][3][4][5][6][7][8]。愛称はNACOバス(ナコバス)[1]。 概要市内の一般路線バスを運行していたとさでん交通は、運転手不足を理由に、2019年10月1日のダイヤ改正で南国市内の路線を撤退すると発表。これを受け、廃止代替として市内の公共交通確保のため、市が主体としてコミュニティバスを運行開始することとなった[3][9]。 愛称は公募により決定され[3]、市内の小学生2名の応募作品を市がアレンジして「NACOバス」とした[5]。応募した児童の「なかよくみんながコミュニケーションをとれるバス」というメッセージを活かしたと、市では説明している[5][9]。 同年10月1日に4路線で運行を開始し[3]、運行は市内に本社を置くタクシー事業者である有限会社日章ハイヤー[10][11]および、有限会社いだいハイヤー[12][13]に運行を委託した[3]。両社が2路線ずつ運行を分担する[3]。運行形態は一般乗用旅客自動車運送事業による乗合運送である[3]。 専用車両は、市の補助により購入した上で[9]、運行受託する各タクシー事業者が保有する形を取っているため、車体に事業者名が記された事業用自動車(緑ナンバー)であり、自家用有償旅客運送(旧80条バス)ではない[14]。 運行開始にあたり、とさでん交通の路線を引き継ぐ形で経路を設定したが、路線を見直してそれ以前に廃止されていた区間の復活なども行い、利便性を高めた[9]。また、鉄道路線(JR土讃線、土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線)および、とさでん交通の路面電車(後免線)への乗り継ぎを考慮したダイヤ設定とした上で、とさでん交通時代より増便している[9]。 沿革運賃・乗車券類運賃は、とさでん交通時代は多区間制運賃だったが、コミュニティバスに転換後はゾーン制運賃を採用した[9]。市内中心部とその周辺部を「運賃ゾーン」で区切り、運賃ゾーン内での乗降は200円均一、運賃ゾーンをまたぐ条項は300円均一として[15]、利便性向上を図った[9]。 また運行開始時より、運賃支払いには交通系ICカード「ですか」が利用できる[9][15]。 運賃制度は以下のとおり(2024年10月1日現在)[15]。
路線以下の4路線で運行(2024年10月1日現在)[15]。 各路線には系統番号があり、路線図など旅客案内でも使用される。 1 高知医大 - 久枝線
2 植田 - JA高知病院線
3 前浜 - JA高知病院線4 医療センター - 十市 - 後免町線
車両
このほか、とさでん交通が保有していた日野・リエッセ(KC-RX4JFAA、車椅子リフト無し中折戸)が、路線撤退に伴い予備車として同社から移籍し、ポンチョと同じNACOバスカラーに塗装変更されている。 脚注
関連項目外部リンク
|
Portal di Ensiklopedia Dunia