名古屋市守山図書館
![]() ![]() 名古屋市守山図書館(なごやしもりやまとしょかん)は、愛知県名古屋市守山区守山一丁目にある名古屋市図書館の分館。 2016年(平成28年)度の蔵書数は106,630冊、貸出数は452,619冊である[WEB 2]。 図書を106,630冊(一般書:79,002冊、児童書:27,583冊)、新聞を26紙、雑誌を204誌、視聴覚資料を1573点(紙芝居:514組、CD:585枚、カセットテープ:219巻、ビデオテープ:66巻、ビデオディスク:166枚、CD・DVD-ROM:23枚)所蔵している[WEB 2]。 概要1972年(昭和47年)8月10日、名古屋市図書館としては12番目の図書館として名古屋市守山図書館が開館した[1]。 1954年(昭和29年)から1963年(昭和38年)まで、当地は守山市という単独の自治体だったが、その当時には独立した図書館をもたず守山市中央公民館内に図書室を設けるにとどまった[新聞 1]。中央公民館は旧大日本帝国陸軍の兵舎の一部を補修した上、被服倉庫を改造した建物を合わせて1949年(昭和24年)4月に開館したもので、この中に活動の一つとして図書室が含まれた[2]。開館当初の公民館は1897年(明治30年)頃の建物を再利用したもので、1961年(昭和36年)度末に新築を果たしている[3]。ただし、この図書室は蔵書が4250冊に過ぎず、その種類も参考書的なものが多く、利用者の中心は学生であった[新聞 1]。そのため、守山区成立以来、名古屋市に対して図書館建設を求める声は存在していた[新聞 1]。 そうした中で、1971年(昭和46年)10月の守山区役所新庁舎完成に伴う、旧区役所庁舎の跡地利用として、図書館建設の方針が打ち出されたのであった[新聞 1]。そうした期待の中で開館した守山図書館は、開館時には貸し出し資料が不足する事態に陥り、自動車図書館用の蔵書を一時的に借りる措置を取らざるを得ないほどであった[新聞 2]。 守山図書館自身は、来館者の増加の理由として開館直後に目の前を走る3社のバスの停留所名が図書館の名を冠するようになったことを挙げている[1]。開館の年の12月10日には、名古屋市営バスが従来の「茶臼」停留所から「守山図書館」に改称、翌年の4月1日には名鉄バスおよび国鉄バスが「茶臼」から「守山図書館前」停留所へと改めている[1]。 開館当初の特徴的な蔵書に、「柳田俳句コレクション」があった[新聞 3]。これは、区内の金城学院大学学長であった柳田知常が、自身の元に大量に寄せられる俳句同人誌と句集を散逸防止のために開館以来、毎年寄贈してきたものを、1975年(昭和50年)に至って目録を作成し、整備したものであった[新聞 3]。1972年(昭和47年)末には、句集51冊と俳句同人誌多数であったものが、1975年(昭和50年)の時点で句集90冊と同人誌26種1101冊と充実したコレクションとなっていた[新聞 3]。 サービス図書館の入館や利用はだれでも可能であるが、館外貸出には利用者登録が必要で愛知県在住・在勤・在学者のみが可能となっている[WEB 4]。
交通アクセス公共交通機関として、公式サイトは館のすぐ前に設置されている名古屋市営バス「守山図書館」停留所または名古屋ガイドウェイバスガイドウェイバス志段味線(ゆとりーとライン)守山駅の利用を案内している[WEB 6]。 脚注WEB新聞文献
参考文献外部リンク
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