品川区立品川歴史館
品川区立品川歴史館(しながわくりつ しながわれきしかん)は、東京都品川区大井六丁目にある歴史博物館。 概要![]() 品川区が1985年に設立し運営する区立の歴史博物館。原始からの品川の歴史、生活文化に関する資料を展示。史料の収集、保存や行政資料の保存も行う。地域史等の歴史を学ぶ場としての機能もあり、企画展や講演会、子供向けの講座、親子体験講座を随時開催している。伝統的文化活動の場として、庭園に茶室、書院を併設し利用ができる。 元々建設地には昭和初期に安田財閥系の安田善助の邸宅として建てられ、その後電通の出捐で設立された財団法人吉田秀雄記念事業財団が譲り受けて1966年に吉田記念館として開館した書院造の屋敷が建っており、歴史館の建設に際しては離れで建てられていた茶室と庭園の大部分をそのままの形で残している。 建設中には、「大井鹿島遺跡」が発見され、26軒に上る竪穴建物跡群や土器、砥石などの生活用品が見つかっている。 2022年7月1日から大規模改修のために休館していたが、2024年4月21日にリニューアルオープンした[1]。 歴史館から徒歩5分ほどの場所には、大森貝塚遺跡庭園がある。 開館情報開館時間午前9時 - 午後5時(入館は午後4時30分まで) 休館日月曜日、国民の祝日(日曜日と重なった場合は開館)、国民の祝日が月曜日となった場合その翌日も。 施設本館常設展示 - 「大森貝塚とモース博士」、「東海道と品川宿」の2つを柱とし、原始古代から現在までを展示。ロビーのパソコンでは所蔵する「浮世絵」の検索が可能。 ライブラボ - 昔の道具を紹介[2]。 しながわナビ・ライブラリー - 歴史の本や資料、約1万9千冊を保存。椅子とテーブルもあり閲覧も可能。 モースコーナー - 大森貝塚の出土品(複製)の展示やエドワード・S・モースに関するパネル展示。 庭園渓流を模した流れが2本と、四季折々の草木が配された芝生庭園。歴史館建設中に敷地内で発見された水琴窟が修復・再現されている。 書院元の建築物の材料をできるだけ再利用し、同じ形で復元された。10畳、12畳半、水屋2間、32畳の回廊。 茶室当時のままの姿で建てられている。名称を「 講堂定員100名の講堂と24名の小講堂がある。 文化財品川区指定文化財が所蔵されている。
刊行物図録や風景図、絵葉書などの出版販売も行う。中でも「品川歴史館紀要」は1986年からほぼ毎年発行されている[3]。 アクセスその他
関連項目脚注
外部リンク |
Portal di Ensiklopedia Dunia