国際連合安全保障理事会決議15
国際連合安全保障理事会決議15(こくさいれんごうあんぜんほしょうりじかいけつぎ15、英: United Nations Security Council Resolution 15, UNSCR15)は、1946年12月19日に国際連合安全保障理事会で採択された決議。同決議では、ギリシャ(当時ギリシャ王国)、アルバニア、ブルガリア、ユーゴスラビアとの国境に沿った国境侵犯の疑いについて調査し、解決策を提案する委員会を国際連合憲章第34条(「安全保障理事会は、いかなる紛争についても、国際的摩擦に導き又は紛争を発生させる虞のあるいかなる事態についても、その紛争又は事態の継続が国際の平和及び安全の維持を危くする虞があるかどうかを決定するために調査することができる。」[1])にしたがって設置した。 補足委員会は安全保障理事会の理事国の代表により構成され、1947年1月15日までに現地に到着し、決議に従って理事会に報告書を提出すること(また安全保障理事会からの助言を必要とすると見なされる場合または安全保障理事会から要請があった場合には中間報告を行うこと)になっていたが、1947年以降も活動を継続することとなった。委員会は上記の国境蹂躙及び騒乱の原因と性質を明らかにするために必要と見なされる場合は、ギリシャ北部のみならずギリシャの他地域・アルバニア・ブルガリア・ユーゴスラビアを調査し、また上記各国政府・各国政府職員・各国国民に対し調査に必要と見なされる資源を要請する権限を持つとされ、一方で当該地域において国境蹂躙及び騒乱を防止するために必要と思われるいかなる提案も歓迎すること、各代表が自らを補佐する要員を指名する資格があることが定められた。 安全保障理事会は、事務総長トリグブ・リーに対し上記各国における委員会の活動について各国当局に連絡を取ることを要請し、事務総長は同委員会の任務の効果的実施に関して必要と見なされる要員と支援を提供することを安保理に要請された。 詳細→「決議の英文」を参照
以下はその和訳。
脚注
参考文献関連項目外部リンク
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