城北埼玉中学・高等学校
城北埼玉中学・高等学校(じょうほくさいたまちゅうがく・こうとうがっこう)は、埼玉県川越市古市場にあり、中高一貫教育を提供する私立男子中学校・高等学校。 高等学校において、中学校から内部進学した生徒(中入生)と高等学校から外部進学した生徒(高入生)との間では、第3学年から混合してクラスを編成する併設型中高一貫校[1]。なお、2020年度から新たに設置されたフロンティアコースにおいては、第1学年から内部進学生と外部進学生が混合のクラスとなっている。従前は東京都板橋区の城北中学校・高等学校とは系列校であったが、現在、交流関係はない。 概要城北埼玉の構想が出来たのは、1970年代である。この頃、当時の城北中学校・高等学校の校長であった近藤薫明が構想を練っていた。そこに、埼玉県の高校誘致による関係で、現在の城北埼玉高校の構想が出来た。 埼玉県有数の男子進学校である。「着実・勤勉・自主」を校訓としている。基礎に重点を置きながらも、入試に直結するような授業を展開する。3年次には8月と受験直前1月に受験対策のための合宿が行われる。 沿革
特色学校週5日制を採用していない。2020年度より高校にフロンティアコースが設置され、高校1年次は本科・フロンティアの2つのコースに分かれてクラスが編成される。本科コースは高校2年次より理系・文系に分かれてクラスを編成し、3年次ではさらに細かくクラス・コース分けをしている(私立文系、国立文系、私立理系、国立理系)。フロンティアコースは「リアルな世界での経験を積むフィールドワークや、納得する結論を協力して導くプロジェクト型学習を軸に、課題解決型カリキュラムを展開」するとしている。 中学及び高校の本科コースには成績優秀者を集めたクラスが存在し、中学では「選抜クラス」、高校では「特進クラス」という名称で設置されている。中学は各学年に1つ選抜クラスが設置され、高校では1・2年次は中学入学者(中入生)と高校入学者(高入生)でそれぞれ特進クラスが1つずつ設置されている。高校3年次は選択人数次第で国立理系のみ特進クラスが1つ設けられる。年によって判断基準は違うが、選抜クラス及び特進クラスは定期テストの成績により判断する。2023年度高校入学者までは高校においても中学と同様に「選抜クラス」という名称を用いていた。 「城北埼玉中学・高校」は呼び名として長いので、呼びやすくするために「城玉(じょったま・じょうたま)」と呼ぶこともある。この時「城北(じょうほく)」と呼ばないのは、東京都板橋区にある城北中学校・高等学校との混同を避けたためである。 城北中学校・高等学校と同様、毎授業の前に、目を閉じ、姿勢を正して、「静座」を行う。1年行うことで約1日分の時間になる。 設備食堂ドーム型の大きい食堂がある(平成6年完成)。 室内温水プール室内温水プールのため水泳の授業は各学期ごとに各学年行われる(1学期-3年生、2学期-1年生、3学期-2年生)。また水泳部が年間を通じて活動している。 近藤記念ホール1階が多目的教室(会議室など)、2階がホールとなっている。1階には多目的教室の他、シャワー室なども備えられていて運動部の合宿等もここで行われる。2階のホールは当初入学式の会場として使用されるはずであったが、収容しきれないことが判明し、現在は進路説明会、OB座談会などに使用されている。 白樺荘(廃止)群馬県利根郡みなかみ町猿ヶ京温泉に存在した校外施設。中学1年の林間学校や高校1年のオリエンテーション合宿、高校3年の受験合宿時に使用されていたが現在は廃止されている。 学生寮(廃止)ふじみ野市(旧上福岡市)に学生寮が存在したが、希望者の減少に伴い平成18年3月に閉鎖された。 けやき広場現在実施されている、校内改修、長期耐震化工事に合わせて裏庭テニスコートを埋め立てた広場が完成した。通常時は教員用駐車場として利用されるほか、けやき祭開催時はおやじの会による焼き鳥販売所として利用される。 年間行事
English Camp高校一年生全員で外部施設に宿泊しながら、配属された専用のALTとともに英語漬けの生活を送る。ネイティブスピーカーと直に触れ合う事で、英語を身近なものとしてより良い理解と積極的なコミュニケーション能力の育成を図る。としている。 スキー教室希望者のみ実施。12月末に雪山に泊りがけでスキーを行う。 学園祭体育祭と文化祭の2つを学園祭とし、文化祭は「欅祭」と称され、2日間にわたって行われる。9月の第2土曜・日曜日に行われる。
部活動部活動の参加義務はない。40を超える部・同好会が存在する。 運動部は野球部やサッカー部・テニス部などが盛んである。1992年にバレーボール部は関東大会に出場しているが、現在は部員数が少ない。野球部は中学は軟式、高校は硬式に分かれている。2010年度には開校以来初の4回戦出場を果たした。中学サッカー部は、川越市新人体育大会で準優勝を飾り、2015年度に県大会に出場している。中学陸上部も、2016年に中学校通信陸上大会川越市予選会で予選を通過し2名が県大会へ出場している。剣道部や少林寺拳法部は関東大会・全国大会出場実績をもつ。水泳部は中高合同の活動で、同じプールを使用している。中学は川越市大会で優勝しており、毎年県大会に出場している。高校は関東大会出場経験があり、時期によっては川口市立川口高等学校や埼玉県立熊谷高等学校といった県内有数の強豪校と肩を並べることもある。スキー部もまた、毎年関東大会に出場しており全国大会にも出場経験を持つ埼玉県随一の強豪校である。自転車競技部は創部間もないが、近年、関東大会、全国選抜大会、インターハイ、全日本選手権(ロード)にも出場している。 文化部は運動部よりも部活数は多いが、部員が少ないところが多い。ただ、その中でも囲碁・将棋部の団体戦4位入賞、鉄道研究部の全国高等学校鉄道模型コンテストでの技能賞、ベストオブプレゼンテーション賞受賞など、積極性のある部活もある。吹奏楽部は各種行事で演奏を担当し、定期演奏会も行っている。 運動部
文化部
大会出場実績
エピソード
アクセス
著名な出身者
脚注および参照
関連項目
外部リンク |
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