塩川駅
塩川駅(しおかわえき)は、福島県喜多方市塩川町字石橋[1]にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)・日本貨物鉄道(JR貨物)磐越西線の駅である。 歴史
駅構造単式ホーム1面1線、島式ホーム1面2線を有する地上駅である。互いのホームは跨線橋で連絡している。快速「SLばんえつ物語」は上り列車のみ停車する[9]が、これは信号設備の関係で下り列車がホーム有効長の足りないホームにしか入線できないためである。 あいづ統括センター(会津若松駅)管理の簡易委託駅で、窓口が設置されている。喜多方市が受託し、実際の業務は喜多方観光物産協会に再委託している。 駅舎のように建てられている武家屋敷風の建物はふるさと創生事業を活用して塩川町により整備された塩川ふれあい会館で[10]、喜多方市が管理している。1階には切符売り場、待合室、トイレ(水洗式)、自動販売機のほか、図書コーナーや市民作品の展示場などが、2階には会議室や集会室がある。本来の塩川駅舎は、塩川ふれあい会館から1番線に出て右手にある、ガラス張りの待合室がこれにあたる[9]。塩川ふれあい会館自体が駅機能を持たないのは、地方財政再建促進特別措置法に起因する[10]。 のりば
貨物取扱現在、JR貨物の駅は車扱貨物の臨時取扱駅となっており、貨物列車の発着はない。貨物設備はなく、専用線も当駅には接続していない。 かつては、セメントターミナル会津営業所へ至る構内側線が分岐していた。そこへ青海駅発送のセメントを輸送するために、火・水・木曜日(2006年〈平成18年〉3月当時)に貨物列車が到着していた。 セメントターミナルの側線は機回し設備のない棒線であったため、朝方に青海駅(新潟貨物ターミナル駅)方面より来た列車は当駅で対向列車との上下交換のみを行い、通過していた。そして会津若松駅で当駅行きの貨車を一旦切り離して留置し、広田駅を経由した後、再度会津若松駅で塩川方面へ向けて編成を再組成し、塩川駅3番線へ到着していた。そこから塩川駅の喜多方駅方に引き上げたのち、推進運転で棒線状の側線へと入線し、荷役作業を行っていた。荷役後は入線時と逆の手順を辿り、塩川駅3番線より青海へ返却する空車を牽いて出発していた。 利用状況JR東日本によると、2023年度(令和5年度)の1日平均乗車人員は248人である[利用客数 1]。 2000年度(平成12年度)以降の推移は以下のとおりである。
駅周辺周辺は阿賀川の舟運拠点として栄えた塩川のまちが広がり、1983年(昭和58年)に掲げられた「屋号とのれんの街」のキャッチフレーズのもと、多くの建物に屋号と暖簾が掲げられている[12][13]。塩川鳥モツを提供する飲食店が並ぶほか、九重 (銘菓)の販売店もある[14]。
隣の駅
脚注記事本文
利用状況
参考文献関連項目外部リンク
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