多賀サービスエリア
多賀サービスエリア(たがサービスエリア)は、滋賀県犬上郡多賀町にある名神高速道路のサービスエリアである。 併設の多賀バスストップ(たがバスストップ)および多賀スマートインターチェンジ(たがスマートインターチェンジ)についてもここで記述する。 概要1964年(昭和39年)4月12日、名神高速道路の栗東IC - 関ヶ原IC間の開通に伴い開業[1]。当初はトイレのみのサービスエリアであったが、同年5月25日に給油所、1965年(昭和40年)7月4日に売店[2]、1968年(昭和43年)2月20日に無料道路案内所(下り線のみ、現在のサービスエリアコンシェルジュ)が開設される。上下線の施設は歩道橋を通じて相互利用が可能である[3]。これは、開設当初道路案内所や休憩所が下り線のみに、レストハウス(レストラン)が上り線のみに設置されていたため[3]、各々を両側から利用できるよう配慮したものである。レストハウスの設計は、丹下健三が手掛けており[4]、当初丹下は本線上をまたぐオーバーブリッジ・タイプとすることも提案したが[4]、この工法が当時の建築基準法に抵触することから採用とはならなかった[4]。 1984年(昭和59年)4月3日、下り線にレストラン・ハイウェイショップ・休憩所との合棟で「レストイン多賀」が営業を開始した[5]。東名高速道路の足柄サービスエリアに次ぐ宿泊・入浴施設を持つサービスエリアとなった[6]。 2010年(平成22年)11月3日に下り線の施設がリニューアルされ、「EXPASA多賀」の愛称が付けられた[7]。中日本高速道路(NEXCO中日本)が管轄する名神高速道路では唯一の「EXPASA」である[8]。 道路
施設上り線(名古屋・福井方面)![]()
下り線(大阪方面)
多賀バスストップ![]() ![]() 高速バス用バス停留所として、「多賀バスストップ」が当サービスエリアに併設されている。 名神ハイウェイバスの特急便が停車するほか、首都圏 - 京阪神方面の中央ドリーム号(下りは乗務員のみ、上りは乗客・乗務員とも)、中央道昼特急号や京阪神 - 北陸方面の高速バスの途中休憩箇所となっている。 周辺下り側より徒歩約20分のところに多賀大社がある。 また、上り線側には敏満寺が城塞化した敏満寺城跡が隣接しており、サービスエリア内から直接行くことができる。現在の城跡は公園やドッグラン用地として供用されており、レストラン東側にある公園内で土塁や櫓台を確認できる。ちなみに城跡が隣接しているサービスエリアは日本国内では多賀サービスエリアと加斗パーキングエリアの2例しかなく、全国的に珍しい城跡となっている[13]。なお、加斗パーキングエリアでは武藤氏が築城したとされる稲葉山城跡が隣接している[14]。 多賀スマートインターチェンジ多賀スマートインターチェンジ(たがスマートインターチェンジ)は、当サービスエリアに併設のスマートインターチェンジである。 概要滋賀県では5か所目のスマートインターチェンジである[15]。 上り線は直接本線へ乗り入れ、下り線はサービスエリアを経由する形態が考えられている[15]。 国土交通省や多賀町はこのスマートインターチェンジによって救急医療面の効果、周辺工場の物流の効率化、周辺道路(国道8号)の渋滞緩和、観光振興などが期待できると想定している[15]。 沿革
隣
脚注
参考文献
関連項目
外部リンク
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