夜の訪問者 (映画)
『夜の訪問者』(よるのほうもんしゃ、原題: De la part des copains, 米題: Cold Sweat)は1970年のイタリア・フランスのサスペンス映画。 監督はテレンス・ヤング、出演はチャールズ・ブロンソンとリヴ・ウルマンなど。 リチャード・マシスンの1959年の小説『夜の訪問者』(Ride the Nightmare)を原作としている。 ストーリーフランスのマルセイユ。アメリカ人のジョーはクルーザーによる遊覧船業を営み妻子と穏やかに暮らしていた。パリ祭前夜の夜遅くにジョーの家に侵入し、彼を殴り倒す男。反撃したジョーは素手で男の首を折った。殺人を犯しながら警察に通報しないジョーを問い詰める妻のファビアン。 実はジョーはフランス外人部隊に所属していた若い頃に投獄され、脱獄した過去を隠して生きていた。死んだ男は脱獄仲間だったのだ。死体を捨てに行くジョーに同行するファビアン。だが、帰宅すると更に3人の脱獄仲間・ロス、カタンガ、ファウストがいた。 ジョーに借りを返せと迫るリーダーのロス。脱獄に成功した後、ジョーだけが逃走用の車で逃げたために、ロスたちは逮捕され長く収監されていたのだ。クルーザーを使って悪事に手を貸すよう迫られるジョー。 翌朝、カタンガと出航するジョー。沖でトルコ船から“積荷”を受け取るために、ジョーが検査なしで税関を通れるか確認する試験航海だった。もう1人の部下ファウストは、取り引き用の大金を運んで来るロスの愛人・モイラを迎えに空港に向かった。 カタンガを殴り、薬で眠らせて、ガールスカウトに参加している娘・ミシェルの保護に向かうジョー。だが、ミシェルは既に家に連れ帰られていた。空港に向かったジョーは、ファウストを気絶させてモイラを誘拐し、人里離れた小屋に監禁した。 ロスにモイラと金を隠したことを話し、妻と娘を開放するよう要求するジョー。ジョーに案内させ、ファビアン母娘も同行させて監禁場所に向かうロス。小屋の位置を教える前に、ジョーは妻子を車で帰したが、凶暴なカタンガが機関銃で車を撃って停めた。だが、その流れ弾でファウストが死に、ロスが重傷を負った。 出血が止まらないロスはファビアン母娘を人質に取り、ジョーとモイラが街から医者を連れてくることになった。ジョーが戻る前に力尽きたロスは死に際、ファビアンとミシェルを逃がすが、1人生き残ったカタンガが金を奪って追ってくる。 ファビアン母娘はジョーと合流したが、カタンガに捕まった。銃で脅され、クルーザーで沖の取り引き場所に向かう一同。操舵しながら信号拳銃を引き寄せたジョーはカタンガを撃つ。火だるまになったカタンガは金と共に海に消えた。港に戻ったジョーは妻と娘を連れ、パリ祭の人ごみに消えていった。 キャスト
※日本テレビ版吹替はIVCより発売のニュープリント版DVD、KADOKAWAから発売のBDに収録 スタッフ
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