大和警察署 (神奈川県)
大和警察署(やまとけいさつしょ)は、神奈川県警察が管轄する警察署の一つ。識別章所属表示はGH。署員数は神奈川県内の全警察署中、最多の約420名。 概要相模方面本部隷下、第五方面に属する県内有数の大規模警察署であり、署長には警視正が任命される。 警察署別の管内居住人口は県下第2位の約32万人[1]である。街頭犯罪発生件数は神奈川県下で最多であり、管内には米海軍厚木航空施設(通称厚木基地)も存在し、古くからの外国人文化と共に各種犯罪も多様化。県内で最も治安悪化が懸念される地域であり、中でも凶悪犯と言われる殺人や強盗、強制性交、粗暴犯と言われる傷害や暴行などの犯罪の発生が多い(大和駅周辺は警察本部により歓楽街総合対策重点取締地区に指定されている。)。それゆえ、希にSIT等の特殊犯対策部隊が出動する。110番件数は時に、警視庁管内の新宿警察署、渋谷警察署、池袋警察署などよりも多く、県下で最も110番指令件数の多い警察署である。ゆえに所属警察官や警ら車両が多数配備されている。 署内に警備部直轄警察隊(管区機動隊)の他、敷地内には警察本部直轄の留置場(代用刑事施設)も配備されている(これは当署のみならず、県下各署から女性留置人や特異留置人等を収容するもの)。過去には当署内に刑事部機動捜査隊並びに地域部自動車警ら隊の大和分駐所があったが、2009年11月、管轄区域内に新築された神奈川県警察綾瀬合同庁舎に移転し、更に刑事部の機動鑑識班も配備された。これは綾瀬市域の住民から、「綾瀬市内にも警察署を作って欲しい」との要望があり、その代替措置として以前からあった交番を移転・増築したものである。結果、運転免許証交付などの窓口業務も行えるようになった。 管内には指定暴力団極東会、稲川会、六代目山口組系事務所や朝鮮総連神奈川中北支部が存在するほか、前述のとおり厚木基地が存在するため、署員には語学堪能者が配置され、基地周辺では常に機動隊による警備活動が行われている。 平成24年以降、繁華街等における街頭犯罪抑止対策のため、街頭防犯カメラを運用している、県下でも数少ない警察署の一つ。 所在地管轄区域
沿革
組織
(警ら用無線自動車7台、小型警ら車5台、その他)
※地域課の警ら用無線自動車のうち大和2号車は全国で15台、県下で1台のみ配備されている日産・セレナが用いられている。 ※2010年4月、厚木警察署とともにそれまでの11課から、相模原警察署と並ぶ神奈川県警察内で最大規模の12課体制の組織へ改組。その後の更なる組織改編により、2018年現在、同3署は最大規模の13課体制となった。 ※「神奈川県警察の組織に関する規則」(昭和44年神奈川県公安委員会規則第2号)を参考にした。 地区交番綾瀬市
交番大和市
綾瀬市
駐在所大和市
街頭緊急通報装置
自動車ナンバー自動読取装置(Nシステム)
過去の主な取り扱い事件未解決事件解決した事件脚注
外部リンク |
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