大塚まさじ
大塚 まさじ(おおつか まさじ、1950年3月18日 - )は、日本のフォークシンガー。 人物子どもの頃から家業の養鶏を継ぎ、牧場を造る夢を温め続ける。高度経済成長期後半、周辺環境や養鶏業が著しく変貌していくなか、何とか夢を形にすべく家を出て、1969年に大阪市難波元町の小さな喫茶店「ディラン」のマスターとなる。ここで西岡恭蔵、中川イサト、友部正人、加川良など、現在も交際が続く人物たちと数多く出会う。ディランの常連の中からザ・ディラン(西岡恭蔵、大塚まさじ、永井よう)が生まれ、現在も継続中の野外コンサート『春一番』が始まり、店は関西の音楽シーン所縁の地となる。大阪の街と時代の熱気と人のエネルギーに煽られるように、気が付けば歌い手となっていた。 1971年、URC社長の秦政明より岡林信康のバックでステージに出るよう依頼される。その流れから岡林信康とはっぴいえんどのレコーディングキャンセルの穴埋めに遊びで呼ばれた際に歌ったことがきっかけで、本格的にレコーディングすることになる。メンバーの西岡が一番音楽をやりたがっていたが、家業との兼ね合いで無理となり、永井ようとの二人組になることから、「ザ・ディラン」からザ・ディランIIと名前を変えて結成[2]。シングル「男らしいって解かるかい/プカプカ」でレコードデビュー。 1974年の解散までに5枚のアルバムを残す。 1976年にジャズの要素を大々的に取り入れたアルバム『遠い昔ぼくは…』でソロデビュー。以後、近作『いのち』『ゾウさんのうた』に至るまで、趣の異なるアルバムを発表し続けている。 1985年から全国ひとり旅ツアーを開始。現在も日本を一周する唄の旅を継続している。 NHK銀河ドラマ「この指とまれ」、NHK連続テレビ小説「芋たこなんきん」に、主演映画「父のこころ」「祭りのあと」などにも出演している。 著書に旅のエッセイ集「月の散歩」「月の道標」「旅のスケッチ」や、歌詞集「月のしずく」などがある。 年譜
作品※ ザ・ディランⅡは、ザ・ディランⅡのディスコグラフィを参照。 シングル
アルバムオリジナル・アルバム
ライブ・アルバム
ベスト・アルバム
著書
外部リンク脚注注釈出典 |
Portal di Ensiklopedia Dunia