大船渡市立越喜来中学校
大船渡市立越喜来中学校(おおふなとしりつ おきらいちゅうがっこう)は、岩手県大船渡市三陸町にあった公立中学校。 概要第二次世界大戦後の学制改革に基づき、越喜来村立越喜来小学校に併設する形で開校した。崎浜地区の崎浜小学校(2012年閉校)に「崎浜分教場[4]」を開校と同時に設置したが、本校へ統合された時期は不明である[5]。1958年に鉄筋コンクリート造3階建ての校舎が落成し、小学校からは独立を果たした。その後は各教室の設置や改修を複数回に亘って行い、閉校時まで約60年間使用された[5][3]。 1963年度に最多となる約400人の在籍生徒を抱えていたが、少子化や過疎化の影響により2000年代に入ると100人程度で推移[注 1]していた[2]。2011年に発生した東日本大震災後は減少が加速し、本校と同時期に閉校する日頃市中学校や吉浜中学校と同様に各学年1学級の状況が続いており、1学年当たり十数人程度で小規模校に値した[6][7][8]。 生徒数の減少を踏まえ、大船渡市教育委員会が教育環境の向上や学校規模の適正化などを目的とした「大船渡市立小・中学校適正規模・適正配置基本計画」を2016年度に策定し、他校への統合案が浮上した[2][9]。2028年度までの生徒数の推計によると、40人台でほぼ横ばいで推移する状況が見込まれていたが、小規模校ゆえの問題や校舎・体育館などの学校施設の老朽化が著しいことから地区民や教育機関の関係者らによって統合推進協議会が2018年に発足し、統合先の中学校や統合時期などについて協議を重ねた結果、大船渡市立根町に所在する「大船渡市立第一中学校」へ2020年4月付で統合することが決定した[9][10]。 閉校に先立ち、2019年4月より平日と長期休業中に地区民や卒業生などを対象に校舎を一般開放し、授業見学や本校に関する資料を公開した[10]。2020年4月に、同じく統合案が浮上していた日頃市中学校(大船渡市日頃市町)と、吉浜中学校(大船渡市三陸町吉浜)と共に大船渡市立第一中学校へ統合された。73年間の歴史に幕を閉じ、延べ4,836人の卒業生を送り出した[2]。以後、被統合校の学区の生徒はスクールバスで通学する形となった[11]。 沿革
学校目標目指す生徒像
出典:[5] 部活動2012年度時点で活動していた部活動[13]。 運動部
付属施設主な施設のみ掲載。 生徒・学級数2000年度以降は毎年度、生徒数と学級数を掲載。
学区大船渡市立越喜来小学校の学区と同一[34]。
進学前小学校
アクセス浦浜川沿い、三陸公民館のそばに位置していた。 鉄道自動車周辺
脚注注釈出典
関連項目外部リンク公式サイト
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