大阪府立港南造形高等学校
大阪府立港南造形高等学校(おおさかふりつ こうなんぞうけい こうとうがっこう)は、大阪府大阪市住之江区に所在する公立高等学校。 概要総合造形科を設置する、美術系の専門高等学校である。普通科と美術系学科の併設校だった大阪府立港南高等学校(1984年開校)を母体として2003年に改組する形で、大阪府立港南造形高等学校として開校した。 創立記念行事等は、港南高等学校開校時の1984年を起点として実施している[1]。 教科「美術」「工芸」「工業」を基礎にした学校設定教科「総合造形」を専門教科として設置し、美術・造形に関する専門教育をおこなっている。30名以上の美術科教員が、洋画、日本画、彫刻、版画、グラフィックデザイン、プロダクトデザイン、スペースデザイン、イラストレーション、ガラス、陶芸、木工、金工、漆芸、美学・美術史など、美術・造形の各分野に関する幅広い科目を開講している。 1年次では美術・造形の基礎を中心に学ぶ。2年次には美術・造形各分野から選択し専門的に学習する。3年次には「課題研究(卒業制作)」としてさらに深めるカリキュラムとなっている[2]。 大阪府高等学校美術・工芸展(高校展)、大阪府高等学校芸術文化祭(芸文祭)には200点以上の作品を出品し、毎年多くの生徒が入選している。毎年2月には3年生の卒業制作展(港南展)を開催している。 校内には2018年3月31日をもって閉校した大阪府立咲洲高等学校の「記念碑」と「展示ケース」が設置されている。記念碑は、正門を入ってすぐ右の中庭にあり、住之江高校と咲洲高校の校名プレートが埋め込まれている。「展示ケース」は正面玄関を入ってすぐ右にある部屋にある。 沿革1970年代-1980年代の高校生急増期の生徒受け入れに対応する形で、新設高等学校の設置が計画された。1981年、大阪市の所有だった現在地の用地を大阪府が取得し、この場所への高等学校開校が決まった。準備を経て、1984年1月1日付で大阪府立港南高等学校が設置され、同年4月に開校した。 同校では1984年度の開校当初から、普通科のほか、美術系の専門学科2学科(美術科・モダンクラフト科)を併設した。 その後2003年度には普通科を募集停止し、美術系学科を改組し教育実践を継承する形で、専門高等学校の大阪府立港南造形高等学校へと改編された。改編の際、美術系の設備の増設などもおこなわれている。 年表
出身者
交通脚注
関連項目外部リンク
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