大韓イエス教長老会 (合同)
大韓イエス教長老会(合同)(だいかんイエスきょうちょうろうかい(ごうどう))は、大韓民国のキリスト教長老派の教団のひとつ。 韓国では代表的な保守教団とみなされている。信徒数は約300万人(2013年)。 1959年、エキュメニカル運動を推進する世界教会協議会(WCC)への参加を巡り、大韓イエス教長老会が賛成派(統合派)と反対派(合同派)に分裂した。本項で扱う合同派の正式名称は「大韓イエス教長老会総会」(英語名称: The General Assembly of Presbyterian Church in Korea、略称: GAPCK)である。長老会系他派と区別するための略称として、韓国では「예장합동」、日本では「合同GAPCK」[1]などが用いられる。 歴史前史→詳細は「大韓イエス教長老会」を参照
朝鮮における長老派教会の歴史は、1884年の米国のH・N・アレン牧師入国に始まる。翌1885年にはアメリカ合衆国長老教会(北長老教会、PCUSA)のH・G・アンダーウッド牧師が朝鮮に入っている。朝鮮における長老派の教団組織は1912年に平壌で「朝鮮耶蘇教長老会総会」として結成された。 1947年、南部朝鮮における長老派の教団組織は「朝鮮イエス教長老会総会」を再建、1949年に大韓イエス教長老会に改称している。しかし、出獄聖徒(日本統治下における神社参拝を拒絶し投獄された人々)を中心とする人々が高神派 (ko:대한예수교장로회(고신)) として分かれ、自由主義神学派の人々が韓国基督教長老会を組織して分かれた。 統合派と合同派の分離エキュメニカル運動を進める世界教会協議会(WCC)への加入をめぐり、韓景職牧師を中心とする加入賛成派(統合派)と、朴亨龍牧師を中心とする加入反対派(合同派)が対立。加入反対派(合同派)は1959年に単独で総会を開き、統合派と分かれた。 神学合同派の神学は、正統的な改革主義(清教徒的な改革主義)に立っており、ウェストミンスター信仰告白、ウェストミンスター大教理問答、ウェストミンスター小教理問答が標準とされている。 組織教団が発表している教勢は以下の通り(2013年現在)[2]。
神学教育機関として、以下の神学大学を持つほか、9つの地方神学校を運営する。 教団本部はソウル特別市江南区にある。 機関紙は『基督新聞』 (ko:기독신문) 。総会世界宣教会(GMS)は韓国の教会の中でも大規模なもので、2013年現在で99か国に2042人の宣教師が派遣されている[2]。 他組織との関係韓国国内では、韓国基督教総連合会 (ko:한국기독교총연합회) に加入している。 米国のPresbyterian Church in America(PCA)や正統長老教会(OPC)と交流を持っている。 関連項目脚注
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