天使のいる図書館
『天使のいる図書館』(てんしのいるとしょかん)は2017年公開の日本映画。ウエダアツシ監督作品。 概要2016年4月25日に奈良県の大和高田市、御所市、香芝市、葛城市、広陵町で構成される葛城地域観光協議会総会で葛城地域観光振興シネマプロジェクトが発足した[1][2]。プロジェクトでは葛城地域に実在する図書館を舞台とした映画の製作を発表し、本作が製作された[2]。 撮影は2016年10月から行われ、全て葛城地域で行われた[2][3]。 新人司書が図書館で出会う人々との交流を通して地域の歴史や文化に触れて、人間的に成長していくさまを描く[2][4]。 奈良県では2017年2月11日から先行公開され、全国公開は2月18日から[5]。 2017年10月3日にDVDリリース[6]。 あらすじ
吉井さくらは新人司書として地元の図書館に就職し、レファレンスサービスの担当となった[7]。 ある日、図書館を訪れた老婦人芦高礼子に1枚の古い写真を見せられる。さくらは、写真の場所へ行くことを望んでいると思い、礼子をその場所へと連れて行く。それをきっかけに礼子も度々、違う写真を持ってくるようになり、さくらと礼子は葛城地域の名所を巡るようになる。礼子との会話から、さくらは亡くなった祖母を思い出し、単なる図書館の利用者としてではなく、礼子のために頑張りたい思う気持ちが、さくらに芽生えてくる[7]。 そんなある日、写真の場所へと行く約束だったにもかかわらず、礼子は図書館に姿を見せなかった。その次の日、礼子の孫芦高幸介がさくらの前に現れる[7]。 さくらの家である天神社で毎日のように酒盛りをする近所の男性から、礼子が持っている写真に写っている男性が過去にコンクールで入賞したことのある人物であることを知ったさくらは、図書館の縮刷版を調べてその男性が職場の同僚である田中草一朗であることを見つけ、礼子が図書館を訪れていたのは、写真について調べるためではなく草一朗の顔を見るためであったことを知る。 さくらは草一朗に礼子の思いを伝えようとするが拒絶される。 さくらは入院している礼子を訪れ、幸介とともに礼子を連れて、礼子と草一朗の思い出の地であるススキ野原を訪ねる。三人が景色を眺めているところに草一朗が現れる。 幸介がさくらに二人で再びススキ野原を訪ねようと話すシーンで映画は幕を閉じる。 登場人物キャスト特に記述の無い場合、出典は公式サイトから[5]。
スタッフ特に記述の無い場合、出典は公式サイトから[5]。
DVD
その他脚注・出典
外部リンク
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