天原天原(あまはら、11月13日 - [1])は、日本の漫画家・漫画原作者・同人作家。高知県高知市在住。 概要2000年代中期からインターネット上での漫画創作活動を始め、個人サイト運営を経て、Web漫画投稿サイト『新都社』への投稿や、個人サークル「天原帝国」名義での成人向け同人誌発表などで2010年代前期に活動を広げた。非エロ系バトル作品『平穏世代の韋駄天達』は、『新都社』投稿でネット上の好評を得ていたシリーズである。2015年以降、本格的に商業誌での活動を開始した。 一方でPixivやTwitter等の媒体において、不定期で1〜数コマのネタ絵を公表し続けている。ファンタジーやロールプレイングゲームの定番化した設定を下敷きに、とんちやブラックユーモアを利かせたパロディを絡ませるネタを得意とし、特にサキュバスネタを好んで取り上げる癖がある。その大部分がエロネタでR-18な内容。毒気が強いこのスタイルのラフ画群をネタ出しの叩き台に、ファンタジー世界での風俗店レポート漫画『異種族レビュアーズ』、中世封建世界風の設定でブラック労働環境を描いた『33歳独身女騎士隊長。』などの意表を突いた設定の作品に発展・反映させる手法をしばしば用いている。 その奇想天外なアイデアメーカーぶりから、ネット上ではしばしば発想の常勝無敗と評される。アイデア先行型の作風であり、同人作品を後から商業編集したもののほかは、短ページ連載の『33歳独身女騎士隊長。』を除き、漫画原作者としての活動がメインとなっている。 同人誌の代表作は『貞操逆転世界』。男性と女性の貞操観念が逆転した世界が舞台。ポルノグラフィを視るのも性犯罪を起こすのもおもに女性側で、男性は性的消費の対象である。天原本人いわく、もともとは「友人の結婚式に出席する費用稼ぎに執筆した」作品であったが、この世界観が評判となり、同人誌は続編が作られ、さらには商業出版化、アダルトビデオでの実写化、別の作画者による連載漫画などが展開された。またかならずしも天原自身が関わってはいないが、この世界観を共有するアンソロジーなどが出版されている。 趣味は自宅近傍の汽水域での釣りなどDIY系で、自ら魚をさばいて調理するレポも行なっている。 作品リスト連載
読み切り共に作画は「昼沖太」。成人向け。
書籍
出典
外部リンク
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