天理よろづ相談所病院
天理よろづ相談所病院(てんりよろづそうだんじょびょういん)は、奈良県天理市にある病院。通称「憩の家」(いこいのいえ)。運営母体は、公益財団法人天理よろづ相談所。東和保健医療圏の地域がん診療連携拠点病院である。病院の基本理念は「病む人の“陽気ぐらし”をめざして」。 概要天理教が出資する公益財団法人天理よろづ相談所・憩の家が運営。豊富な資金力を背景に最先端の医療機器や医師を揃え、近畿地方屈指の医療水準を持つ。天理教の教えに基づいて心と体の両面からの総合的医療を目指し1966年(昭和41年)4月1日開設された。総病床数は858床で、うち198床が本館(南病棟)、517床が新入院棟(東病棟・西病棟)、143床が白川分院である。2006年(平成18年)1月16日、従来より数百メートル北側に5階建ての新外来診療棟がオープンし、外来診療はそちらで行われている。医療スタッフには天理教信者の家庭出身者が多く[1]、看護師の約90%は信者とされるが[2](平成23年天理看護学院の大学化に伴い、天理教子弟の割合は低下し、天理教以外の看護師も増加している)、医局派遣により外部出身者が絶えず赴任してくる医師についてはその割合は高いものではない。 病院内の運営部門は「身上部(みじょうぶ)」「事情部」「世話部」と呼ばれる3部門から構成される。身上部が一般的な診療部門で、事情部は主に患者の精神面のケアと祈りを行い、世話部は生活上の相談、医療従事者の育成を担うとしている[3]。 かつては運営方針として救急医療を行っていなかったが、近年方針転換し救急医療を受け持つことになった。また、本院、外来棟・新入院棟及び白川分院間に距離があるため、それぞれを巡回するシャトルバスが運行されており、患者等の関係者はバスにより通院等ができる。 診療科
センター
各部門
白川分院診療科
年表
脚注
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