妙見口駅
妙見口駅(みょうけんぐちえき)は、大阪府豊能郡豊能町吉川にある能勢電鉄妙見線の駅。駅番号はNS14。 概要妙見線の終着駅にして、大阪府内で最北端に位置する駅である[2]。 駅名の通り妙見山への玄関口であり、能勢妙見堂への参拝客が存在する。 戦前には亀岡駅と当駅(吉川)を結ぶ「摂丹鉄道」や、当駅と妙見鋼索鉄道滝谷駅(後の妙見の森ケーブル 黒川駅、2023年12月4日廃止)を結ぶ鉄道の計画もあったが[3]、実現していない。 歴史開業時は「妙見駅」を名乗っていたが、能勢妙見堂まで距離があることから、現在の「妙見口駅」に改称された。また、ホームは1面1線しかなかった。 なお、妙見山の東側の余野地区(京都府南桑田郡西別院村・大阪府豊能郡東能勢村の旧府境付近)に「妙見口」という名称の交差点やバス停があるが、こちらは妙見山の参詣道である能勢街道上(国道423号線)に位置しており、1950年の時点で現地にバス路線を有する丹波交通・阪急バスがこの名称を使っていた。このため、能勢電は競合するバス各社に対抗するために駅名を「妙見口」に改称したため、「妙見口」という地名は当駅のほうが歴史が浅い。 年表
駅構造2面2線の頭端式ホームで、有効長は各ホーム共に4両。改札口などのすべての施設が同一平面上にある。 改札口のすぐ外側には「のせでん駅のギャラリー」と言う名の待合室がある。トイレは男女別で、多目的タイプも併設されている。
駅周辺バス路線2024年4月現在、駅前に乗り入れるバス路線はない。 1985年から2022年6月末までは、阪急バスによって豊能町東ときわ台住宅地への循環バス(豊能西線)が発着していた。 能勢町東部(野間出野・東郷・歌垣)・亀岡方面ならびに能勢町西部(森上・今西)・豊能町東部(野間峠・余野)方面へは、京都交通バスによる運行(吉川線・森上線・野間線など)がおこなわれていた。豊能町吉川142番地内には京都交通吉川営業所ならびに「吉川」停留所があったが、2000年頃に吉川営業所が、2003年6月末をもってバス路線がそれぞれ廃止されると、能勢町の路線維持に関する助成を受けて、阪急バスによる廃止代替路線(妙見口能勢線)に変わった。旧京都交通バス停に発着していたが、能勢町による運行維持の助成金のうち年間およそ200万円が用地の賃貸料になっていたことから、2009年2月に運行ルートの変更にあわせて、駅南側にある東ときわ台線の発着場に停留所を移設した。 2023年12月3日をもって、妙見ケーブル・リフトの運行が廃止されることから、日曜・祝日に運行されていたケーブル黒川駅への区間便が廃止。また、東郷・歌垣・奥田橋方面への路線は、能勢町の運営方針に変更のために、2024年4月からは能勢町が運営する定時定路線型乗合タクシーへ変更[7]。 利用状況2022年(令和4年)度のある特定日における1日の乗降人員は684人である。 各年度の特定日における1日乗降・乗車人員数は下表の通り。
隣の駅
脚注注釈出典
関連項目外部リンク
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