宇都宮高根沢バイパス
宇都宮高根沢バイパス(うつのみやたかねざわバイパス)は栃木県宇都宮市から塩谷郡高根沢町に至る国道408号の整備中のバイパスである。地域高規格道路の「常総・宇都宮東部連絡道路」の一部を形成する路線である。 概要現国道408号のうち、国道123号交差点付近から国道4号交差点(終点)に至る部分は、鬼怒川東岸の河岸段丘の段丘崖をぬうような形で敷設されていて、幅員が狭くかつ線形が悪い道路となっている。そのため近年整備が進んでいる沿線の大規模工業地域(宇都宮テクノポリス地域、真岡工業団地)への交通量の増加に伴い、交通容量の不足から周辺の生活道路を含めて日常的に混雑が発生している状況である。これらの問題を解決すべく、国道408号のバイパスとして整備されることが2009年度(平成21年度)に事業採択された[1][2]。 本バイパスは、宇都宮清原工業団地内を通る清原中央通りの北端から延長する形でほぼ真北に進路をとり、高根沢町宝積寺付近で国道4号と合流する形で整備される。清原中央通りは、真岡市より延びる鬼怒テクノ通りの延長道路であり、南北に走るこれらの道路は、茨城県つくばみらい市の谷和原ICから栃木県矢板市の矢板ICまでを結ぶ常総・宇都宮東部連絡道路の一部を形成する。 鬼怒テクノ通りから本バイパスまで全通した場合の所要時間は、北関東自動車道真岡ICから東北自動車道矢板IC間まで35分程度と試算されている[1]。この区間を高速道路を使い走行した場合、70.8 kmで45分程度かかることを考えると、時間帯によっては高速を使わずに一般道を走行したほうが速いことになる。よって、本バイパスの完成により常総・宇都宮東部連絡道路が全通すると、茨城県南・県央周辺から栃木県央以北(東北道方面)を結ぶ最短かつ最速経路の一つとして、利用が期待される。 なお、本バイパスおよび鬼怒テクノ通りの国道408号バイパスは、栃木県の総合計画である「とちぎ元気プラン」において、「コリドールネットワーク構想」のスカイコリドールの基軸として位置付けられている。 路線データ
歴史
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地理
道路施設
交差する道路栃木県では2023年12月より、各立体交差の出入口をわかりやすくするためとして、地点名標識(交差点名)の追加・更新をおこなっていくとしている。[7]
脚注注釈出典
関連項目外部リンク |
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