宝珠山駅

宝珠山駅
駅舎(2025年3月)
ほうしゅやま
Hōshuyama
大行司 (2.0 km)
(0.3 km) 吉竹
地図
所在地 福岡県朝倉郡東峰村大字福井
北緯33度22分44.45秒 東経130度52分46.38秒 / 北緯33.3790139度 東経130.8795500度 / 33.3790139; 130.8795500座標: 北緯33度22分44.45秒 東経130度52分46.38秒 / 北緯33.3790139度 東経130.8795500度 / 33.3790139; 130.8795500
所属事業者 JR九州バス
九州旅客鉄道(JR九州)
所属路線 日田彦山線BRT(BRTひこぼしライン)
キロ程 21.8 km(添田起点)
駅構造 地上駅
開業年月日 2023年(令和5年)8月28日*
* BRTの駅としての開業日。
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宝珠山駅
駅舎(2006年4月)
ほうしゅやま
Hōshuyama
大行司 (2.0 km)
(1.6 km) 大鶴
地図
所在地 福岡県朝倉郡東峰村大字福井[1]326*
所属事業者 九州旅客鉄道(JR九州)
所属路線 日田彦山線
キロ程 61.3 km(城野起点)
電報略号 ホユ
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線[1]
開業年月日 1937年昭和12年)8月22日[2][3]
備考 無人駅1971年昭和46年)2月10日[4]
平成29年7月九州北部豪雨による被害のため休止中
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宝珠山駅(ほうしゅやまえき)は、福岡県朝倉郡東峰村大字福井にある、JR九州バスが運行を行っている日田彦山線BRT(BRTひこぼしライン)のバス停留所である。九州旅客鉄道(JR九州)日田彦山線鉄道駅でもある[1]が、2017年(平成29年)に発生した九州北部豪雨の影響により、鉄道駅は休止中の扱いである。

鉄道駅は九州で唯一プラットホーム県境をまたいでいる駅であり、ホームの3分の1が大分県、残りが福岡県にあった(後述)[1]

歴史

駅構造

駅舎に面した鉄道ホームの跡地にBRTのりばが設けられている。日田方面は駅舎に隣接して乗降場が設けられ、添田方面は対向側に待合ブースが設けられている。待合ブースには、駅付近の桜並木が木材と桜色の透過パネルの組み合わせで表現されている[10]

彦山駅から当駅まではBRT専用道区間であり、当駅が専用道終端となる。当駅から日田駅方面は一般道走行区間となるため、大肥川の橋を渡って東側にある国道211号に合流する。専用道のゲートは駅の北側に設けられている。

駅舎は旧駅舎の外観デザインをほぼ踏襲する形で1998年(平成10年)に建て替えられた[1]もので、待合所、トイレの他、地元の集会所(福井コミュニティーセンター)が入っていた[1]が、BRT開業後の2024年度(令和6年度)よりリニューアルが進められている。これは福岡県、添田町、東峰村で構成する福岡県日田彦山線沿線地域振興推進協議会による沿線振興の取り組みの一環である[11]。駅舎正面側、BRTのりば側の両面にガラス扉が追加され、待合室はキッズスペースとなり、集会所はカフェスペースとなった。また、BRT開業後も残された鉄道ホーム跡には、地域の交流の場として県をまたぐミュージアムが設けられた。これに伴い、ホーム上にあった県境を示す碑は移設されている。

鉄道ホーム跡に新設されたミュージアムの横には、ドーンデザイン研究所の水戸岡鋭治がデザインした日田彦山線沿線地域振興記念モニュメントが設置され[12]、2025年(令和7年)1月18日に記念式典が実施された[13]

以下の画像はBRT開業後、駅舎リニューアル前のものである。

鉄道駅は単式ホーム1面1線を有する地上駅であったが[1]、かつては島式ホーム1面2線であった[1]1971年(昭和46年)2月10日から無人駅化されていた[4]

九州北部豪雨による休止後、代行バスは駅から橋を渡って東方に150メートル離れた、国道211号沿いに設けられた代行バス停留所より発着していた[14]

ホームの県境部分には、県境を示す碑が立てられ、東峰村の特産である小石原焼の陶板が埋め込まれていた[15]

駅周辺

東峰村の南端部に立地しており、村の中心地や村役場へは隣の大行司駅のほうが近い。駅前を大肥川が流れ、その川の向こうに国道211号が日田彦山線に並行して通っている。

  • 福井神社

バス路線

駅舎前の広場にのるーと東峰の宝珠山停留所がある。

  • 棚田交流館 → 宝珠山駅 → 塔の元 → 小石原
  • 小石原庁舎 → 宝珠山駅 → 塔の元 → 杷木

隣の駅

九州旅客鉄道(JR九州)
日田彦山線(休止中)
大行司駅 - 宝珠山駅 - 大鶴駅
JR九州バス・九州旅客鉄道(JR九州)
日田彦山線BRT(BRTひこぼしライン)
大行司駅 - 宝珠山駅 - 吉竹駅

脚注

注釈

出典

  1. ^ a b c d e f g h 『週刊JR全駅・全車両基地』第07号、朝日新聞出版、2012年9月23日、27頁。 
  2. ^ a b c 大木孝 『土木社会史年表』 日刊工業新聞社、1988年11月。ISBN 978-4526024443
  3. ^ a b 『大分県史 近代編 3』 大分県、1987年。
  4. ^ a b 『大分県労働運動史 第2巻 昭和41-50年』 大分県、1980年。
  5. ^ 『交通年鑑 昭和36年版』 交通協力会、1961年。
  6. ^ “日本国有鉄道公示第56号”. 官報. (1971年2月19日) 
  7. ^ “日本国有鉄道公示第102号”. 官報. (1971年3月15日) 
  8. ^ 「通報 ●日田彦山線豊前桝田駅ほか2駅の駅員無配置について(旅客局)」『鉄道公報日本国有鉄道総裁室文書課、1971年3月15日、2面。
  9. ^ 『交通年鑑 昭和63年版』 交通協力会、1988年3月。
  10. ^ BRTひこぼしライン7駅の待合ブースデザインが決定しました!』(プレスリリース)九州旅客鉄道、2022年11月30日。オリジナルの2023年7月13日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20230713140109/https://www.jrkyushu.co.jp/news/__icsFiles/afieldfile/2022/11/30/221130_brt_design_1.pdf2023年9月23日閲覧 
  11. ^ 県境の駅「宝珠山駅」がリニューアルされます!』(プレスリリース)福岡県、2024年11月19日。オリジナルの2025年4月3日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20250403134043/https://www.pref.fukuoka.lg.jp/press-release/hoshuyamaeki-renewal.html2025年4月3日閲覧 
  12. ^ 「日田彦山線沿線地域振興記念モニュメント」が完成しました!』(プレスリリース)福岡県、2025年1月22日。オリジナルの2025年1月24日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20250124060842/https://www.pref.fukuoka.lg.jp/contents/hitahiko-monument-introduction.html2025年4月3日閲覧 
  13. ^ “東峰村・宝珠山駅リニューアルに向けた記念式典 「BRTひこぼしライン」の停留所 JR日田彦山線は2017年の九州北部豪雨で被災”. 福岡放送. (2025年1月18日). オリジナルの2025年2月6日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20250206170610/https://news.ntv.co.jp/n/fbs/category/economy/fs5deef0e7aab143248c1ef3d3747ed1f5 2025年4月3日閲覧。 
  14. ^ 「日田彦山線代行輸送の停車場所」日田彦山線代行輸送について(JR九州)
  15. ^ “ゆったり紀行 九州の駅 JR日田彦山線 宝珠山駅(福岡県東峰村) 県境またぐプラットホーム 津々浦々”. 西日本新聞夕刊: p. 2. (2007年8月3日) 

関連項目

外部リンク

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