宮本卯之助商店
株式会社宮本卯之助商店(みやもとうのすけしょうてん)は、神輿・太鼓・山車・獅子舞用品などの祭礼具の製造販売や修理、復元及びレンタルを行っている企業。1861年(文久元年)に創業。本社は東京都台東区浅草に置く。一般的な和太鼓(長胴太鼓)だけでなく、能・歌舞伎・雅楽用の太鼓や鳴り物まで幅広く製造している。また三社祭をはじめ多くの神社・町会の神輿を「宮本重義」の作人名で製作している。宮内庁楽部をはじめ、全国の神社・仏閣、歌舞伎座、国立能楽堂、日本武道館等に楽器を提供している。 沿革
事業所販売店本店と西浅草店の2店舗がある。 本店は東京都浅草の言問橋近くにあり、本社・工場・スタジオが併設されている。 また西浅草店は神輿・太鼓をはじめ、祭衣装や神具まで幅広い商品を取り揃えたショールームとなっている。 太鼓館和太鼓をはじめ世界の太鼓約600点を所蔵している世界の太鼓資料館を経営している。世界各国の太鼓を一堂に公開する博物館は世界初であり、またそのほとんどを実際に打つことができるのも特徴である。なかでも和太鼓は文久元年創業の伝統を生かして、質量ともに他に類を見ない収蔵を誇っている。更に太鼓に関する文献図書、視聴覚資料も3000点を超え、研究者への閲覧、利用の便宜を図っている。 宮本スタジオ周囲に気兼ねなく太鼓を打てるレベルの防音設備を備えたスタジオ。アンプなども置かれ、洋楽・邦楽問わずあらゆるジャンルに対応可能な多目的スタジオでもある。伝統文化の保存・伝承をしていくことを目的とした「宮本邦楽教室」として和太鼓・長唄・笛・民謡・端唄などの教室を開講している。2017年に閉館し、場所を本店地下へと移し「ヒビカス浅草ベースメント」として再オープンした。 ヒビカス練習スペースと太鼓教室を兼ねたスタジオ。2014年に神奈川県横浜、2019年に福岡県天神でそれぞれオープンした。プロの太鼓奏者によるレベル別のレッスンを受講できるほか、スタジオをレンタルして個人練習ができる。店名の正式な表記は「HIBIKUS」で、「響く」と「us(英:私たちに/私たちを)」を組み合わせた造語である。
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