富士フイルム Xシリーズ![]() 『FUJIFILM X』シリーズは、富士フイルムが2011年から発売しているハイエンドデジタルカメラで構成されているシリーズである。プロと熱心な写真愛好家を対象とした。同社のデジタルカメラ製品の主力である。Xシリーズ自体は単一の共通センサーサイズ、技術やレンズ形式によって特徴づけされていない。むしろ、その主な差別化機能は、高度なデジタルカメラのユーザーが必要とするコントロールに重点を置いている。 X100の発売当初はFinePix X100の名称が使われたが、X10の発表に伴いFUJIFILM X100と呼称が変更され[1]、以降のモデルからはFinePixの名称が付かなくなった。 富士フイルムのデジタルカメラ事業は業界全体の低価格化競争とスマートフォンの急速な普及により苦戦が続いていたが、X100のヒットにより主力をXシリーズに転換したことが奏功し、2014年にデジカメ事業は黒字化を達成した[2]。 レンズ一体型FinePix X/FUJIFILM Xシリーズ![]()
レンズ交換式FUJIFILM Xシリーズ![]()
日本国内非発売モデル
ラージフォーマットデジタルカメラ FUJIFILM GFXシリーズXシリーズの成功後に、さらなる高画質、クロップ耐性の高い高画素を実現するために開発された中判カメラ[52][53]シリーズ[54] 。
Xマウントレンズ![]() →詳細は「en:Fujifilm X-mount」を参照
レンズ交換式ミラーレス一眼カメラの交換用レンズは以下の通り。他社の純正レンズと比較しても高価格帯の傾向にある[56]。 フジノンレンズ
カール・ツァイスTouitブランドをソニーEマウント用とともに展開。設計はカール・ツァイス、製造はコシナの日本製[69]。2021年4月から、ケンコー・トキナーが日本国内の販売・サポートを担当している[70]。
ケンコー・トキナー富士フイルムと正式に契約して情報開示を受け、中国製Viltroxレンズを正式にXマウントカメラに対応させたAFレンズを発売。
タムロン富士フイルムと正式に契約して情報開示を受け、AFズームレンズを発売。
コシナ富士フイルムと正式に契約して情報開示を受け、「フォクトレンダー」ブランドでMF単焦点レンズを発売。電子接点を備えていて、対応カメラで撮影した場合は、Exif情報の記録や画像補正などの効果が受けられる。
シグマ富士フイルムと正式に契約して情報開示を受け、AFレンズを発売。シグマ製レンズ用のUSBドックには対応しない代わりに、フジノンレンズと同様の方法を使ったファームウェア・アップデートが可能。
その他富士フイルムはXマウントの仕様を公開していないため[71]、正式に契約していないレンズは動作保証外であるが、富士フイルム公式ではサードパーティーは排除しない方針であるという。 脚注
外部リンク
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