対魔忍アサギ2
『対魔忍アサギ2 淫謀の東京キングダム』(たいまにんアサギツー いんぼうのとうきょうキングダム、TAIMANIN ASAGI SECOND[1])は、対魔忍シリーズの通算4作目である。1作目『対魔忍アサギ』から1年後の世界を舞台[2][注 1]に、人工魔族・沙耶や、朧クローンとの対決を描いている[4]。 アサギとさくらの表情・対魔忍スーツなどの基本設定[5]は『アサギ』含『カオス・アリーナ編』から変更されていないため、当作より過去の話である『対魔忍ムラサキ』『[サマーデイズ』と、当作直後および5年後の話である『the Nightmare(後半)』『対魔忍ユキカゼ』での設定[6][7]での姿と異なっている。 2011年11月25日には、シナリオや演出を強化した『対魔忍アサギ2 淫謀の東京キングダム 完全版』が発売され、同日発売された『対魔忍アサギ PREMIUM BOX』にも収録されている。 あらすじ婚約者である恭介の死から1年後、井河アサギとさくらの姉妹は、潜入捜査中に行方不明となった3人の対魔忍を探すため、娼婦に扮して人工島・東京キングダムを訪れていた。そこで2人は、沙耶という少女と出会う。 沙耶の正体は、龍門がくノ一の少女と魔族を融合する形で作り上げた人工魔族だった。その背後には、かつてアサギが倒したはずの宿敵・朧の姿があり、しかも彼女は龍門のトップになっていた。エドウィン・ブラックと交戦し手傷を負わせたこともある沙耶は、さくらとアサギを負かしてアジトのラボに連れ去り、触手を使ってさくらを調教・凌辱する。そのとき、アサギが魔の力に覚醒し、沙耶を殺害する[8]。最期の瞬間には生前の健常だったころを想起させるような少女の心に戻っており、さくらは殺せという命令だったが嫌で手加減したこと、そして本当にしたかったことを「しまの、むこうで、あそんでみたかったな……」とアサギに伝え、アサギの方も責めることはせずに心優しく看取った。一方、朧の元にはもう一人の朧が現れる。実は龍門のトップにいたのは朧のクローンであり、本物の朧は吸血鬼となって復活していた。そして、吸血鬼の朧は、自分のクローンを自らの手で始末した。 登場人物声は特記がない限り、原作/OVA版の順番に記載する。
関連作品OVA
『対魔忍アサギ2 淫謀の東京キングダム』を原作とするアダルトアニメ。アニメ制作はティーレックス。ダウンロード販売とビデオグラム媒体にて、2015年10月30日にリリースされた。2話同時収録で、DL版のみSD映像版とHD映像版の2種類が存在する選択仕様になっている。 劇中でのアサギとさくらの対魔忍スーツは原作通りだが、カガミによる描き下ろしのイメージ(パッケージ)イラストや特典タペストリーでは『ユキカゼ』までのもので描かれている。また、公式ウェブサイトの解説上では原作設定とは全く異なり劇中に反映されてもいない事実無根の記述がいくつか見られる[注 3]。
小説監修BLACK LiLiTH、著者:蝦沼ミナミ、絵:カガミによるノベライズ版。
アダルトビデオ
反響・評価同作は、DLsiteの2006年の年間同人ゲームランキング(アドベンチャーゲーム部門)にて7位にランクインした[12]ほか、2011年の同部門では完全版が27位にランクインした[12]。 Media Clipのイ・ヤン提督は、本作の全体的な満足度は高いとしつつも、選択肢が2つしかない事実上の一本道AVGのような作品だったと述べ、Hシーンで特定の部位を責めるといったCG差分が生じる選択肢があってもよかったのではないかと話している[13]。 また、イ・ヤン提督は物語はそれなりに楽しめるとした一方で、前作をプレイしていないと物語の後半の意味が分かりにくいだろうともしている[13]。 脚注注釈出典
参考文献
外部リンク
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