小山本家酒造
株式会社小山本家酒造(こやまほんけしゅぞう、英: Koyama Honke Syuzo co.,ltd.[5])は、埼玉県さいたま市西区指扇に本社を置く、清酒を中心とする酒類の製造・販売企業。世界鷹小山家グループ(せかいたかこやまやグループ)の中核企業[6][7][8]。 概要創業者の小山屋又兵衛は、宝暦13年(1763年)に播州・宮北村(現在の兵庫県播磨町)にて出生[9]。灘・伊丹・伏見にて酒造りの技術を習得し、1780年ごろ関東地方へ移住[10]、足立郡白幡村(現在のさいたま市南区白幡)にて酒造業を開始[11]。後の文化5年(1808年)、武蔵国足立郡指扇村(現在の本社所在地)にて良質な湧き水が出ることを発見、酒造蔵を建設したことに始まる[9][11][12]。当初は「最高の酒を少なく高く売る」方針の高級酒メーカーであったが、1970年代から経営方針を転換し、大量生産・営業の全国展開を行っている[12]。1980年代より清酒の製造に電算制御技術を導入、バイオテクノロジーの活用による清酒酵母の開発も手掛けている[12]。2003年(平成15年)頃より清酒の海外輸出に力を入れ始め[8]、2008年(平成20年)にはさいたま市の伝統産業事業所に指定された[13]。 1970年代より全国の清酒メーカーを合併・買収する形で発展[14]。世界鷹小山家グループとして全国に5つの酒蔵を有し、それぞれ地域毎の酒造技術の特性・独自性を活かすため分社経営を行っている[11][14]。グループ全体の清酒出荷量は、2006年(平成18年)、2007年(平成19年)は全国第6位[8][15]、2010年(平成22年)は全国第7位[3]、2018年(平成30年)は全国第4位[16]。東日本では最大手の清酒メーカーである[11][17][18]。「品質第一主義」を経営理念とする。オーナー家同士が遠縁関係にあたる小山酒造(東京都北区)は2018年(平成30年)1月30日に、小山酒造が行っていた清酒製造事業を同年3月1日付で小山本家酒造へ譲渡する協議が行われていることを明らかにした[19][20]。 代表取締役会長の小山景市は、埼玉県酒造組合会長、日本酒造組合中央会関東信越支部長を務める。旭日小綬章受章[21]。 沿革
代表銘柄・受賞歴
グループ企業
脚注
関連項目外部リンク |
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