尼崎市立歴史博物館
![]() 尼崎市立歴史博物館(あまがさきしりつ れきしはくぶつかん)は、兵庫県尼崎市にある歴史博物館。 沿革当初文化財に関する事務は尼崎市教育委員会の社会教育課で取り扱い、出土した考古資料の整理は市役所や小学校等で移転を繰り返しながら業務を行なっていた。その後尼崎市立立花小学校の校舎の一部を改修して展示室を設け、資料の収蔵・整理作業等を集約した[1]。 しかし、市内の出土資料や収集した文化財の収蔵場所が限界に達し、保管物を市内の公共施設に分散せざるを得なくなるなどの支障が生じた。そこで「城内地区まちづくり」事業の一環として、地域資産の活用と収蔵場所の確保により事業を発展的に行うため、旧城内中学校跡地への集約・移転を実施することとなった[1][2]。「尼崎市立文化財収蔵庫」という名称で一般公開していた。 2018年から建物のリニューアル工事を行い、文化財収蔵庫と地域研究史料館の機能を統合し、2020年10月10日から新たに「尼崎市立歴史博物館」として開館した[3]。指定管理者制度を採用せず、尼崎市教育委員会の直営である。 兵庫県博物館協会加盟館[4]。博物館法に基づく兵庫県教育委員会登録博物館である[5]。またひょうごっ子ココロンカード[6]の対象施設になっている。 年表
施設![]() 建物は、1933年(昭和8年)に建設された[注 1]鉄筋コンクリート造・3階建(延床面積5,500m2)、旧尼崎市立高等女学校(現・尼崎市立尼崎高等学校)」の校舎で[11]、その後2005年(平成17年)まで城内中学校(移転統合により尼崎市立成良中学校へ変更)として使用されていた。「文化財収蔵庫」の時代にはその内、1階部分(延床面積2,008m2)等を展示室や事務室として使用している[1]。 また、映画『ALWAYS 三丁目の夕日'64』では、建物外観が「凡天堂病院」の設定で撮影に使用されるなどした[12]。 展示内容・フロアの説明本館の展示内容は下表の通りである。
別棟の産業資料展示室では、大型の産業機械等を展示し尼崎の工業史を紹介している。 また玄関ホールでは上記映画や映画『焼肉ドラゴン』で撮影に利用された旨の紹介がされている。 展示以外の機能として1Fに事務室と埋蔵文化財関連の作業室、3Fに展示学習室・体験学習室がある。
利用情報
交通アクセス脚注注釈
出典
関連項目外部リンク |
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