工事実績情報システム工事実績情報システム(こうじじっせきじょうほうシステム、英名: Construction Records Information Systems、通称: CORINS、コリンズ)は、日本の公共機関(国、地方公共団体など)が発注する建設工事に関する実績情報のデータベースを構築し、各発注機関へ情報提供を行う情報システムのこと。 国土交通省所管の財団法人である日本建設情報総合センター(JACIC)が運営していた。現在は「コリンズ・テクリス」に移行している。 概要発注機関は、工事発注に当たって競争入札を行う際に、指名競争入札においては入札対象となる建設業者を選定するに当たって類似工事の施工実績や評点を加味することがあるが、従来の手法であれば紙ベースが基本となっている受注記録を一つずつ検索する必要がある上、自らが発注した工事でしか検索ができなかった。このことから、類似工事の検索を容易にすると共に、工事実績情報の組織横断的な共有化を図る目的で構築された。 登録対象となる発注機関は国、地方公共団体の他、公共法人、公益法人、国土交通省所管の特殊会社(高速道路会社など)、公共公益施設の整備に関する事業を営む法人(鉄道事業者、電力会社、電気通信事業者など)となっている。なお、民間企業の場合は登録が任意であることが多い。 経緯
登録の流れ建設業者は、工事受注時に、以下の項目について専用のソフトウェアを使って登録データを作成し、これらのデータを記載した「工事カルテ」を発注機関に提出し、内容の確認を受けた後にJACICに工事カルテとデータを提出する。請負金額2,500万円以上の工事においては、工期・現場代理人・主任技術者・監理技術者の変更時、ならびに竣工時に修正データを提出する必要がある。 以前は専用のソフトウエアをクライアントにインストールする必要があったが、現在はWEBページにログインして行う形になっている。 主な登録項目
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