広州黄埔有軌電車1号線
広州黄埔有軌電車1号線(こうしゅうこうほゆうきでんしゃ1ごうせん、中文表記: 广州黄埔有轨电车1号线)は中華人民共和国広東省広州市黄埔区にある広州有軌電車の路線。黄埔区初の路面電車路線である。2025年7月現在第一期区間が開通しており、そのうち地鉄長平駅〜新豊路駅は2020年7月1日に、地鉄香雪駅〜地鉄長平駅は2020年12月28日に開通した[1]。 概要地鉄香雪駅と新豊路駅を東西にC字型に結んでいる。永和街道、長嶺居、長平、水西村と黄埔中心部を連絡している。開羅大道、香雪大道、水西路、計画外環路、北師大二縦路西側、長嶺路と永順大道に沿って敷設された。路線の全長は約14.3km、平均駅間隔は0.79km。 歴史2014年、黄埔区政府は115.2億元を投資して76.8キロメートルの路面電車を建設し、黄埔西区、東区と広州科学城、蘿崗中心区などを連絡する計画を発表した[2]。 2015年1月27日、黄埔区党委員会書記の陳志英が海珠区を訪問し、開通したばかりの広州海珠有軌電車1号線に乗って広州地下鉄本部に到着した際、黄埔区に3つの路面電車路線を開通する計画を提示した。初期計画では、1号線は黄埔バスターミナルから蘿崗市民広場までの約16.8キロメートルとされた[3]。 2016年7月20日、蘿崗と長嶺居、永和街道を結ぶ最初の路面電車が正式に発表された。広州地下鉄6号線、7号線、21号線と乗り換えることができる。路線の実現可能性と資料調査の公開入札を開始した[4]。 2018年4月17日、1号線の正式な環境評価の公示を行われた。環境評価報告書によると、路線の全長は約14.4kmで、水西村から北師大までの区間は高架線(約1.31km)で、残りはすべて地上線が採用される[6]。 2018年5月20日、永順大道区間で先行して着工された[7]。 2019年9月20日、初めての電車が到着し試運転を開始した[8]。 2020年7月1日、先行開通区間(地鉄長平駅~新豊路駅)が開業した。 2020年12月28日、地鉄香雪駅〜地鉄長平駅が開業。 車両中車株洲電力機車が製造した4両編成(将来的に6両編成)の列車を使用している。編成の全長は37メートル、幅2.65メートル、高さ3.68メートル、最高運行速度は70km/h、平均速度は30km/hで、乗員280人、最大乗員360人、座席50人である[9]。列車は「スーパーキャパシタ+チタン酸リチウム電池」でエネルギーを貯蔵して電力を供給し、車両がブレーキをかける時、80%以上のエネルギーをスーパーキャパシタで回収し、エネルギーを再利用している[10]。 車両基地嶺頭東駅付近に嶺福車両基地が設置されている。 駅一覧
運賃距離に関係なく一律2人民元で、紙のチケット、交通カード、広州公共交通乗車コードで料金を支払う。 延伸計画東側延伸計画中の広州地下鉄23号線との重複を避けるために当路線は新豊路駅で途切れたことで、付近の住民にとっては不便であった[11]。新豊路駅から永順大道に沿って桑田三路交差点まで東に2.86km延長して、永和大道・新庄三路・新業路・桑田三路の計4つの駅を増設する予定[12]。2025年現在、計画は中断している[13]。 参考文献
関連項目外部リンク
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