応用物理学会
公益社団法人応用物理学会(こうえきしゃだんほうじん おうようぶつりがっかい、英語: The Japan Society of Applied Physics)[3]は、1946年に創立された応用物理学に関する学会である。略称はJSAP。応用物理学という学問分野の特徴により、扱う領域は広く多岐に渡る。 会員数は2011年8月現在で約24,000名[2]。春と秋に学術講演会を開いており、6,000人から9,000人近い参加者を集める。 沿革応用物理学会は他の多くの学会と異なり、学会誌が設立以前の1932年7月1日から発行されている。なお、当初の発行主体は長岡半太郎らが主催する応用物理談話会であった。1946年12月26日に応用物理学会の設立総会が開かれ、初代会長に眞島正市が就任した。これに伴って同年の7号から『応用物理』が学会誌となり、翌1947年6月28日から第1回講演会が東京大学工学部で開催された。1948年には社団法人としての認可が下りたため、出願した1946年10月25日が学会設立の日となった。 また、次第に各地に支部が増加し、
がそれぞれ設立されている。 1950年からはそれまでの春季に加えて秋季にも講演会が行なわれ、年2回の開催が定着していく。一方で1952年4月1日に発足した光学懇話会は後に日本光学会となり、応用物理学会内の分科会の第1号となった。これに続いて1957年3月31日に放射線分科会、1960年4月に電子放射分科会(現・応用電子物性分科会)、1970年4月には結晶工学分科会と薄膜・表面分科会が設立されている。 なお、事務所は当初東京帝国大学応用物理教室にあったが、以下のように移転を繰り返した。
公益法人制度改革に伴い、2011年に公益社団法人への移行を申請し認められたため、同年6月1日に新法人登記を行い「公益社団法人応用物理学会」となった[5] [6]。 歴代会長
分科会
出版物1962年7月には日本物理学会と共同で英文学術雑誌 Japanese Journal of Applied Physics(略称JJAP)を創刊した。1980年1月にはLetter(速報)部門も新設され、さらに1982年1月には Part 1(Regular Papers & Short Notes)と Part 2(Letters)に分冊化し、A4サイズとしている。2008年からは、さらなる速報性を確保するために Part 2 を廃止し、それを継承する形で、英文学術雑誌 Applied Physics Express (略称APEX)を創刊した。JJAP、APEXの2019年のインパクトファクターは、それぞれ1.376[7]、3.086[8]。
賞
脚注
参考文献
関連項目外部リンク |
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