恋する香港
『恋する香港』(こいするホンコン)は、日本の連続テレビドラマ。2017年10月から、毎日放送の制作により、TBSほか同系列の一部で、深夜ドラマ枠「ドラマイズム」の作品として放送された。全4話[1]。 小池栄子と吉沢亮のダブル主演。撮影は9月下旬からすべて香港で行われると発表された[2]。 あらすじテレビディレクターの山田健太とアシスタントの平川彩は、旅番組『ルーツ〜女が旅に出たら〜』の撮影のため、人気アイドル・エリーとともに、エリーの母親が生まれた家を訪ねるべく香港にやって来た。しかしその家を探し出せず、香港での観光シーンを織り交ぜてエリーの素顔に迫る撮影をおこなっていたが、奔放でわがままなエリーに山田は振り回され続ける。 エリーの写真を自分だと偽ってマッチングサイトで香港の青年・ダニエルとやり取りをしていた独身のOL・井本真樹は、同僚の後押しを受けて、ダニエルと会うために香港へ行く決心をした。ランタン祭りで落ち合う約束をしていた真樹は、ダニエルから「店でランタンを受け取って来てほしい」と頼まれていた。真樹は犯罪に巻き込まれているのではと思いながらも、ダニエルに嫌われたくない気持ちからそれに従い、非日常な体験に高揚していた。 飲食店で朝食シーンの撮影をしていたところに謎の男たちが現れてエリーを取り囲み、ダニエルがエリーをさらって逃げていった。この現場に真樹が偶然通りがかり、山田に何があったのかを尋ねる。山田と真樹は前日に知り合っていたが、山田はそのとき泥酔していたために覚えていなかった。実は謎の男たちは山田が仕込んだ現地の役者であり、エリーを誘拐するドッキリを仕掛けていたが、その場でダニエルに本当に誘拐されるという事態が起きていたのだった。ダニエルはエリーを真樹だと思っており、ランタンを渡すように言う。エリーは手腕がないくせに自分を有能だと思い込んでいる山田をはなから信用しておらず、こんなドッキリも仕掛けてくるだろうと見抜いてはいたが、ダニエルとあまりに話がかみ合わず、本当に誘拐されたと気付く。通話状態になっていたエリーの携帯電話から山田と真樹はこのトラブルを知る。山田と真樹は互いの事情を打ち明け、山田は自分を助けてほしいと真樹に頼むが、どちらも嘘を重ねていることを責め合う口論になり、真樹は協力を拒否して去ってしまう。ダニエルは拙い日本語を使って真樹のような日本人女性を利用してきた「運び屋」であり、ランタンの中に隠してあるものをめぐって日本人ブローカー・片桐とトラブルになっていた。エリーとダニエルは片桐に捕らわれしまう。片桐はランタンを真樹が持っていることに気付き、ダニエルを通じてランタンを持ってくることを要求する。 山田と平川は必死にエリーを探し、真樹のことも探す。探し出した真樹に山田はもう一度協力を頼む。日常生活の虚しさに加え、香港に来てからもさらに虚しさを募らせていた真樹は、「スカッとすることがしたい」と願っていた。ランタンを持って指定の場所にやってきた真樹は、そこに表れた警官のひとりから銃を奪い、ダニエルを解放しろと脅す。片桐は真樹の強硬な態度に怖気付き、警官に捕らえられる。これはすべて山田がエリーを助け、片桐を懲らしめるために仕掛けた「ドッキリ」であった。本物の警官がやってきて、片桐、そしてダニエルも真樹の目の前で一緒に警察に連行されていった。 口論ばかりしていたが、山田と真樹はここまでの出来事を通じて仲良くなれそうな気がしていた。真樹が日本へ帰る明日、ふたりはトラブルが起きたあの店で一緒に朝食をとろうと約束をした。しかし翌日山田は寝過ごしてしまい、真樹はひとりで朝食をとり、バスで空港へ向かう。 登場人物
スタッフ
放送日程
放送局注記のない限り、放送局はすべてTBS系列。
脚注
外部リンク
|
Portal di Ensiklopedia Dunia