恋のからさわぎ
『恋のからさわぎ』(こいのからさわぎ、10 Things I Hate About You)は、1999年のアメリカ合衆国のロマンティック・コメディ映画。監督はジル・ジュンガー、出演はヒース・レジャーとジュリア・スタイルズなど。シェイクスピアの『じゃじゃ馬ならし』をベースに、舞台を現代(公開当時)に翻案している。 アメリカ合衆国では『マトリックス』と同時期の公開だったが、『マトリックス』に次ぐ初登場2位を記録し[2]、最終的には北米で3800万ドルを超える[1]ヒットとなった。 日本では劇場未公開作品であるが、2010年2月17日に『ヒース・レジャーの恋のからさわぎ』のタイトルでDVDが発売された[3]。 2012年にはジュンガー監督・脚本による続編『10 Things I Hate About Life』が製作された[4][5]。 →詳細は「en:10 Things I Hate About Life」を参照
ストーリー転校生のキャメロンは、一目惚れした学園のアイドル・ビアンカをデートに誘おうとするが、彼女の厳格な父親からビアンカの姉・カトリーナを先に誰かとデートさせるという条件をつけられていることから、ビアンカと惹かれ合っているジョーイを使って学校のはみ出し者パトリックを雇い、カトリーナをデートに誘わせようとする。しかし、カトリーナは自他ともに認める偏屈な男嫌いで教師ですら持て余すほどの強者。そんなカトリーナが相手ではパトリックの強引なアプローチもなかなか上手く行かない。それでも、共に過ごすうちにパトリックは周りに流されないカトリーナに本気で惹かれて行き、そんなパトリックにカトリーナも惹かれて行く。一方、ジョーイに惹かれていたビアンカは、ジョーイがただの軽薄な男でしかないことに気付くと、誠実なキャメロンの想いを受け入れる。 ビアンカはキャメロンと、カトリーナはパトリックとプロムに参加する。ところが、ビアンカに振られたジョーイが、カトリーナの前でパトリックを金で雇ってカトリーナを誘惑させていたことを暴露してしまう。この事態にパトリックはカトリーナを本気で愛していると訴えるが、カトリーナはパトリックのもとを去る。しかし、パトリックを忘れられないカトリーナは素直な気持ちを詩で表現し、パトリックへの愛を告白する。こうして2人は改めて恋人同士となる。 原題「10 Things I Hate About You」は、この詩でカトリーナが挙げたパトリックの嫌いな点を意味するが、「But mostly I hate the way I don't hate you.(でも一番嫌なのは、あなたを嫌いになれないこと)」と続いている。 キャスト
トリビア
作品の評価Rotten Tomatoesによれば、批評家の一致した見解は「ジュリア・スタイルズとヒース・レジャーが、予想外に気の利いた脚本に力強い演技を加え、『恋のからさわぎ』を典型的なティーン向けの作品よりも(少しだけ)高めている。」であり、78件の評論のうち高評価は69%にあたる54件で、平均して10点満点中6.20点を得ている[6]。 Metacriticによれば、26件の評論のうち、高評価は18件、賛否混在は7件、低評価は1件で、平均して100点満点中70点を得ている[7]。 テレビシリーズメガン・ジェット・マーティン主演のテレビシリーズが2009年7月からABC Familyで放送された。全20話。日本ではディズニー・チャンネルで2010年10月3日より放送開始。 出典
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