愛宕神社 (亀岡市)
愛宕神社(あたごじんじゃ)は、京都府亀岡市千歳町国分にある神社。旧称は「阿多古神社」。式内社で、旧社格は村社。 社伝では愛宕山の愛宕神社(京都府京都市)は当社からの勧請とし、そのため「元愛宕」や「愛宕の本宮」とも称される。愛宕山の愛宕神社同様に「愛宕の三つ参り」として、3歳までに参詣すると一生火災に遭わないとして信仰される。 祭神本殿の祭神は、次の3柱。 歴史概史社伝によると創祀は神代で、山を神籬として祀られたという。その後、継体天皇元年(507年?)に社殿が創建されたと伝える。 『日本三代実録』では、「阿当護神(愛当護神)」の神階が貞観6年(864年)に従五位下、貞観14年(872年)に従五位上、元慶3年(879年)に従四位下に昇叙されたと見える。また、『延喜式』神名帳には丹波国桑田郡に「阿多古神社」として式内社の記載がある。これらは、いずれも当社に比定される。 当社付近には丹波国分寺が位置するが、その衰退で僧侶が当社に奉仕したこともあり、神仏習合によって仏像が立てられ「愛宕権現」と称されたという。現在、その仏像は当社西にある養仙寺に移されている。 また社伝では、当社の分霊が京都鷹ヶ峰に祀られた後、和気清麻呂により嵯峨山に遷され、これが現在の愛宕山の愛宕神社になるとしている。そのため「元愛宕」「愛宕の本宮」とも称されるほか、社殿には当社が全国の愛宕神社の総本山であると記載してあり、鳥居脇の社号標にも「本宮 愛宕神社」と記している。 神階
境内本殿は鎌倉時代後期の1280年頃の造営で、国の重要文化財に指定されている。 そのほか、次の木々が名木に指定されている。
また、境内の森は「ムササビの生息する森」として亀岡の自然100選に選ばれている。
摂末社
愛宕灯篭![]() 亀岡市内には愛宕灯篭がいくつかあり、石灯篭内部にある燭台は町内を回覧板のように各家に回っていく。 この燭台は手提げ式の灯篭になっており、各家は回ってきた燭台に火を灯して次の家に回す。[1] 主な祭事
文化財重要文化財(国指定)
現地情報所在地 交通アクセス 周辺 脚注参考文献(記事執筆に使用した文献)
関連文献(記事執筆に使用していない関連文献)
外部リンク
|
Portal di Ensiklopedia Dunia