新川直司
来歴子供のころから『キン肉マン』や『北斗の拳』の絵を模写しているような漫画好きであったが、当時はプロの漫画家になろうとは考えていなかった[1]。大学進学後は[1]、部屋にこもり漫画を延々と読む日々を過ごしていた[2]。大学時代に漫研に入っている人に出会い刺激を受け[1][2]、漫画を描くという選択肢を知る[2]。漫画を一人で描きはじめ漫画雑誌の賞に応募するようになり、「月刊少年マガジンチャレンジ大賞」応募作で担当者に目をかけられるようになる[1]。アシスタントの経験がなく師匠のいない新川は、当時の担当編集者から漫画制作のノウハウを学ぶ[1][2]。アシスタント経験がないため、新川自身「パースなどの基礎がなっていない」と思っており、背景は人に任せている[3]。 2007年、月刊少年マガジンで辻村深月原作の『冷たい校舎の時は止まる』のコミカライズで連載デビュー[1]、2009年からマガジンイーノで女子サッカーを題材にした初のオリジナル作品『さよならフットボール』を連載開始[1][4]。 2011年から2015年まで、月刊少年マガジンで音楽を題材とした『四月は君の嘘』を連載[5][6]。同作品は2012年度「マンガ大賞」ノミネート、2013年「講談社漫画賞」少年部門を受賞し、2014年10月からテレビアニメ化[7][8]、2016年9月には実写映画化された[9]。 2016年から月刊少年マガジンで『さよなら私のクラマー』を連載開始[10]。2020年12月に完結した[11]。 2022年から週刊少年マガジンで『アトワイトゲーム』を[12]、2024年から同誌で『盤上のオリオン』を連載開始[13]。 人物漫画制作コマ割りについて、シリアスなシーンでは縦長のコマを多用しているが、自身を「説明が下手」だと考えている新川は、意図してコマを縦に切り、迫力や「少し違和感を出す」よう描いている[14]。「コミカルなシーンでは、小さいコマを使ったり、横長のコマを使って分かりやすく」描いている[14]。新川は「10代の子たちの会話で真面目な話ばかりすることはあまりない」と考えているため、意識して「真面目なシーンが続いたら、コミカルなシーンを挟む」ようにしている[14]。 作品リスト漫画作品
書籍
その他
脚注
|
Portal di Ensiklopedia Dunia