日産自動車栃木工場

日産自動車栃木工場空撮

日産自動車栃木工場(にっさんじどうしゃとちぎこうじょう)は、栃木県河内郡上三川町上蒲生2500に所在する、日産自動車の工場[1]

主な生産車種はフェアレディZ[1]GT-R[1]2021年からは二次電池式電気自動車アリアを生産開始した[1]。そのほか、鋳造部品・アルミ部品・車軸部品、アクスルモーター組立、機械加工も行う[1]。敷地面積は2,922,000m2(テストコース「栃木試験場」含む)[1]。従業員数は約5,300名(2024年10月31日時点)[1]。生産能力は年間約19万3,000台[1]

概要

日産自動車の主力生産工場のひとつであり、主としてインフィニティ ブランドを含めた高価格帯車両を製造しているプラントコードは「M」。

1968年(昭和43年)にアルミホイールスチールの鋳造をスタートさせ、翌1969年(昭和44年)にはアクスルの機械加工・組立を、そして1971年(昭和46年)の組立工場の完成に伴い、車両の最終組立までを行う一貫生産体制を確立した。また、1999年(平成11年)10月に発表され、翌年4月から実施された日産リバイバルプランの影響で一時期、FF車・FFベースの4WD車も含め、様々な車種が混同製造された。

2001年(平成13年)3月の村山工場の閉鎖に伴い、それまで同工場で生産されていたスカイラインローレルの生産が栃木工場に移管され、現在ではその流れを汲み、主にFR車ないしはFRベースの4WD車が生産されている。

工場内のテストコース「栃木試験場」には、全長6.5kmの高速耐久テストコースのほか、高速散水路や石畳などのさまざまな環境・条件を想定した各種テストコースを保有する。日産自動車の国内工場としては最大の面積を有し、[要出典]従業員数も日産自動車の工場で最多である。[要出典]

工場は内陸部に立地するため、遠隔地や日本国外向けの車両についてはキャリアカー追浜工場まで運ばれ、同工場の専用埠頭から輸出される。また、2010年(平成22年)からは北関東自動車道水戸方面の開通に伴い、茨城県茨城港日立港区も輸出港として使用されている。

沿革

生産車種

現行

GT-R

過去

シーマ

不祥事

その他

  • 工場見学は社会科見学・一般見学を問わず見学希望日の3か月前から受け付けており、平日(月曜日 - 金曜日)に限り可能。内容的には工場見学のほか、ロビー見学やビデオ上映まで含まれる。
  • CO2排出量の低減や資源の有効活用(リサイクル)に積極的である。
  • 地域とのふれあいを大切にした手作りの祭り「しらさぎ祭り」や、工場内のテストコースを走れる「NISSANしらさぎマラソン」を開催、「お神輿まつり」などのイベントを通じて、地域住民との交流を図っている。
  • 当工場で生産したフェアレディZバージョンニスモのパトロールカー(Z33型)を「栃木県産品」である縁から栃木県警察高速隊に寄贈した。

脚注

  1. ^ a b c d e f g h i j k l 栃木工場 日産自動車、2025年5月4日閲覧。
  2. ^ 受賞者リスト デミング賞”. 日本科学技術連盟. 2021年6月25日閲覧。

関連項目

外部リンク

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