最優秀防御率(さいゆうしゅうぼうぎょりつ)は、日本プロ野球のタイトルの一つ。規定投球回に達した投手のうち、防御率が最も優秀な(0に近い)選手に与えられる。投手部門の主要タイトルの1つであり、最多勝利・最多奪三振と同時受賞した選手は「投手三冠王」と呼ばれる。なお、タイトルの正式名称としてはセ・リーグでは「最優秀防御率」、パ・リーグでは「防御率第1位」であったが、2023年現在の正式名称は「最優秀防御率投手賞」に統一されている。
歴代最優秀防御率獲得者
- 太字は各リーグ記録
- 赤太字はNPB記録
- 括弧内は達成回数
1リーグ時代
2リーグ制後
最優秀防御率投手に関する主な記録
複数回受賞者
凡例
複数回受賞者一覧表
投手 |
回数 |
年度
|
稲尾和久 |
5 |
1956, 1957, 1958, 1961, 1966
|
工藤公康 |
4 |
1985, 1987, 1993, 1999
|
菅野智之 |
4 |
2014, 2016, 2017, 2018
|
山本由伸 |
4 |
2019, 2021, 2022, 2023
|
藤本英雄 |
3 |
1943, 1946, 1949
|
金田正一 |
3 |
1957, 1958, 1965
|
村山実 |
3 |
1959, 1962, 1970
|
村田兆治 |
3 |
1975, 1976, 1989
|
斎藤雅樹 |
3 |
1989, 1990, 1996
|
前田健太 |
3 |
2010, 2012, 2013
|
その他の記録
- 防御率に関する記録
- 最低防御率:セ・リーグ 0.98 村山実(1970年)、パ・リーグ 1.06 稲尾和久(1956年)、1リーグ時代を含む場合は藤本英雄の0.73(1943年)
- 最高防御率:セ・リーグ 2.98 鈴木孝政(1976年)、パ・リーグ 3.27 戎信行(2000年)
- 複数球団で獲得
脚注
- ^ 数値上のパ・リーグ1位の防御率は服部武夫(南海ホークス)の2.03。この年の南海ホークスの試合数は104試合、服部の投球回数は155回で規定投球回数を満たしていたが、1951年度にかぎり採用された資格投球回数算定法による標準回数が南海ホークスの場合は164回であったため、柚木が防御率第1位投手となった(柚木の投球回数は198.1回)。社団法人日本野球機構編 『オフィシャル ベースボール・ガイド』2003 共同通信社、371頁。ISBN 978-4-7641-0522-5
関連項目
|
---|
1950年代 | |
---|
1960年代 | |
---|
1970年代 | |
---|
1980年代 | |
---|
1990年代 | |
---|
2000年代 | |
---|
2010年代 | |
---|
2020年代 | |
---|
|
---|
1950年代 | |
---|
1960年代 | |
---|
1970年代 | |
---|
1980年代 | |
---|
1990年代 | |
---|
2000年代 | |
---|
2010年代 | |
---|
2020年代 | |
---|