東京都市大学付属中学校・高等学校
東京都市大学付属中学校・高等学校(とうきょうとしだいがくふぞくちゅうがっこう・こうとうがっこう、英称: Tokyo City University Junior and Senior High School)は、東京都世田谷区成城一丁目に所在し、中高一貫教育を提供する私立男子中学校・高等学校。高等学校においては生徒を募集しない完全中高一貫校。学校法人五島育英会が運営する東京都市大学の付属学校であり、東急グループに属する。 概要前身は武蔵工業大学付属中学校・高等学校であり、「工業」という名が付いていたが、工業科はなく普通科のみが設置されていた。生徒数は全校で1500人程度。2007年(平成19年)6月に最新の設備を施した新校舎が完成した。 2009年4月1日から武蔵工業大学が東横学園女子短期大学との統合に伴い東京都市大学に改称されたことから、当校も東京都市大学付属中学校・高等学校に名称が変更された。また校章とは別に、系列校と共に使用するシンボルマーク・ロゴタイプ・コミュニケーションマークが新たに制定された[1]。パンフレットや広告などの広報物には、シンボルマークとロゴタイプを組合せたロゴが主に使われる。また校舎の外壁にはロゴタイプが掲げられている。 建学の精神東京都市大学の「公正、自由、自治」を建学の精神として掲げている。 沿革
基礎データ所在地アクセス象徴校歌校歌「アルマ・マタ[注 1]の歌」は作詞を菊岡久利、作曲を團伊玖磨が務めている。 シンボルマークシンボルマークは2009年、武蔵工業大学が東京都市大学に改称されたことに伴い制定された[1]。「都市」の“T”を図案化したもので、サステナブルな明るい未来を見通す「窓」や、そうした社会を実現するための「知恵のフキダシ」を表している。 制服開学時から大きな変化はないが、現在の制服は2021年度にモデルチェンジされた。
オプションとしてセーターと白のポロシャツがある。 学校行事
柏苑祭(はくえんさい)開催2日前から準備期間が始まり、9月下旬または10月上旬の土・日曜日に行われる文化祭。柏苑祭執行委員会が主に計画。最終日の夕方には宴夜祭が開かれる。名前の由来は校章の柏の葉から。中学1年から高校2年までの学年委員会とほとんどの文化部、また一部の運動部が参加する。学校教員によって各参加団体の展示を評価し、特に優秀だった展示をした団体を「柏苑祭賞」として表彰している。2024年の開催で66回目となる[2]。 来場者数は例年1万人ほどだが、2020年と2021年は新型コロナウイルスの感染拡大に伴い生徒のみが参加し一日のみの縮小開催[3][4]、2022年は一般の参加者は事前予約した方のみであった[5]。また2018年と2019年は台風の影響で日程を短縮した縮小開催となっている[6][7]ため、2017年から通常開催ができていなかったが、2024年に宴夜祭が復活したことで通常開催が実現した。 体育祭中学と高校で別々の日程で行われる。中学では綱引き、騎馬戦などの選択種目、全員リレーや、8の字とびなどの全員種目が行われる。通常の競技が行われ、高校では球技を中心に行われる。 研修旅行中学3年と高校1年の年度末に行われる、いわゆる修学旅行。中学3年は3泊4日で京都と奈良へ行く。高校1年は、2015年度までは行き先は沖縄のみであったが、2016年度から東京都市大学グループの教育目標に基づき、沖縄に加えて北米も選択できるようになった[8]。 多摩川徒歩ラリー1964年に現在地に移転するまで多摩川のほとりに位置していたことから、学校の歴史と密接な関わりを持つ多摩川を中学1・2年の2年間をかけて下流から上流まで踏破しようという目的で始まった。中学1年は和泉多摩川から多摩川台公園までの下流コースを、中学2年は奥多摩湖を目指す上流コースを歩く。 学校施設
総合グラウンド2010年6月に開設された。所在地は東京都世田谷区鎌田1-16-1[10]。
部活動運動部文化部学校関係者と組織関連団体関係者一覧教職員
出身者
関連校
脚注注釈
出典
関連項目外部リンク |
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