東北音頭
「東北音頭」(とうほくおんど)は、フランク永井の楽曲。小田島憲が作詞とサトウハチローが補作詞を、吉田正が作曲を手掛けた。オリジナルは、立川澄人の「東北開発の歌 われらのちから」との両A面シングルとして1966年にビクターから発売された。 後に2代目鈴木正夫が歌い2005年1月10日に藤みち子・武花千草の「夢来舞」との両A面シングルとしてビクターから12cmCD(VZMG-10006)とカセットテープ(VZSG-10260)が、橋幸夫の177枚目のシングルとして2011年9月21日にビクターから12cmCD(VICL-36664)とカセットテープ(VISL-36664)がそれぞれ発売された。 音楽性「東北音頭」は、1965年(昭和40年)、河北新報社が東北地方の振興を目的に歌詞を一般公募し、これをサトウハチローが補作し、吉田正が作曲して作られたもので、翌年4月に、フランク永井の歌唱で発売された(SV-399)[1]ものである。フランク永井は東北出身(宮城県)であった。地元の夏祭りでは盛んに踊られていたが、2005年に日本伝統文化振興財団の「2005年度全国総踊り曲」として同じく東北出身(福島県)の2代目鈴木正夫が吹き込み発売し[2]、東日本大震災後、東北の復興を願って橋幸夫が新たに吹き込み発売した。 橋は、「いま、フランク先輩が生きていればこの歌を絶対に歌っていたはず。先輩の思いも込めて僕が歌いたかった」と語っている[3]。橋とフランク永井は、共に吉田正の門下生で、橋は後輩にあたる。橋のデビュー当時、橋のあまりの人気に、フランク永井が煙たがった[4]が、その後は仲が良かった。 「高度経済成長で、日本に夢と希望があふれていたころの昭和40年代。そのころ流行った吉田メロディーを感じることができる力強い1曲」とも語っている[3]。なお、リバイバルにあたって、橋は「音頭踊るは命の息吹」「ゆめと希望の花咲かせ」と復興への願いを込め6番の歌詞を追作詞しいる。 楽曲の振付は、ビクター民謡・舞踊連盟で、イラストでの解説がついている。 シングルリリース橋幸夫版シングルのジャケットのイラストは漫画家の工藤恒美、題字は橋本人の筆。2曲目「鶴」は、椎名透明作詞で佐々木博史の作曲による。椎名とは『盆ダンス』の2曲目「優駿の風」、3曲目「テムジン〜蒼き狼伝説〜」、『生きて悔いなし』の2曲目「旅の支度」についで4回目。佐々木博史とは初共演となる 収録曲
収録アルバム
このほか『橋幸夫ベスト100+カラオケ15』(CD-BOX 5+1枚組) [2015/10/28発売]Disc1に収録されている。 脚注 |
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