東浦和駅(ひがしうらわえき)は、埼玉県さいたま市緑区東浦和一丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)武蔵野線の駅[1]。駅番号はJM 24。
歴史
武蔵野線開業時は、将来都市高速鉄道7号線(現・埼玉高速鉄道線)との乗換駅になる予定であった[3] が、1985年の運輸政策審議会答申第7号で鳩ヶ谷市(現・川口市)中央以北での同路線のルートが変更されたため、埼玉高速鉄道線との乗換駅は隣の東川口駅となった。
年表
駅構造
掘割の中に相対式ホーム2面2線を有する地上駅で、その2線の間に中線1線を持つ[5]。
駅舎は東川口寄り線路・ホーム上部の人工地盤上にあり[5]、駅前広場を介して埼玉県道235号大間木蕨線が直交している。各ホームと駅舎コンコースの間を連絡するエレベーター、および南浦和寄りにエスカレーターが設置されている。ホームの南浦和方向は地上に浮き出ている。
南浦和駅管理の業務委託駅で、駅業務はJR東日本ステーションサービスに受託している。指定席券売機[1]、自動改札機が設置されている。駅本屋の施工は飛島建設による[6]。
駅カラーは水色と青色の2色。
のりば
(出典:JR東日本:駅構内図)
- 隣駅の南浦和駅・東川口駅と混同されやすいためか、ホームには「乗換駅ではありません」という旨の案内がある。
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改札口(2022年8月)
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ホーム(2022年8月)
利用状況
2023年度(令和5年度)の1日平均乗車人員は26,970人である[利用客数 1]。武蔵野線内では26駅中越谷レイクタウン駅に次ぐ第11位で、乗換駅ではない武蔵野線単独駅としては同駅に次ぐ第2位。2020年度(令和2年度)までは1位だったが、2021年度(令和3年度)に初めて逆転された。
武蔵野線の最混雑区間は当駅から南浦和駅の区間であり、朝ラッシュ時の混雑率は173%(2018年〈平成30年〉)である。駅周辺のベッドタウン化が進み、当駅利用者は年々増加し続けている。さいたま市に立地しているが、川口市北部も近い(市境まで約200メートル)ため、当駅の駅勢圏となっている。
年度別1日平均乗車人員(1981年 - 2000年)
1981年度(昭和56年度)以降の乗車人員の推移は下表のとおりである。年度全体の乗車人員を365(閏日が入る年度は366)で除して一日平均乗車人員を求めており、計算で生じた小数点以下の値は切り捨てているため、定期外と定期の和は必ずしも合計と一致しない。
年度別1日平均乗車人員[* 1][* 2][* 3]
年度
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1日平均 乗車人員
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出典
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1981年(昭和56年)
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5,246
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1982年(昭和57年)
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5,070
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1983年(昭和58年)
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5,973
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1984年(昭和59年)
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6,202
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1985年(昭和60年)
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7,475
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1986年(昭和61年)
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9,010
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1987年(昭和62年)
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10,539
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1988年(昭和63年)
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13,401
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1989年(平成元年)
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15,599
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1990年(平成02年)
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18,055
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1991年(平成03年)
|
19,765
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1992年(平成04年)
|
21,225
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1993年(平成05年)
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22,063
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1994年(平成06年)
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22,697
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1995年(平成07年)
|
23,166
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1996年(平成08年)
|
23,829
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1997年(平成09年)
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24,273
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1998年(平成10年)
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24,279
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1999年(平成11年)
|
24,278
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[埼玉県統計 1]
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2000年(平成12年)
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[JR 1] 24,470
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[埼玉県統計 2]
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年度別1日平均乗車人員(2001年以降)
年度別1日平均乗車人員[* 1][* 2][* 3]
年度
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1日平均乗車人員
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出典
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定期外 |
定期 |
合計
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2001年(平成13年)
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[JR 2] 24,560
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[埼玉県統計 3]
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2002年(平成14年)
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[JR 3] 24,784
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[埼玉県統計 4]
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2003年(平成15年)
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[JR 4] 25,226
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[埼玉県統計 5]
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2004年(平成16年)
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[JR 5] 25,661
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[埼玉県統計 6]
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2005年(平成17年)
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[JR 6] 26,054
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[埼玉県統計 7]
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2006年(平成18年)
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[JR 7] 25,994
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[埼玉県統計 8]
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2007年(平成19年)
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[JR 8] 26,154
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[埼玉県統計 9]
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2008年(平成20年)
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[JR 9] 26,217
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[埼玉県統計 10]
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2009年(平成21年)
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[JR 10] 26,265
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[埼玉県統計 11]
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2010年(平成22年)
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[JR 11] 26,469
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[埼玉県統計 12]
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2011年(平成23年)
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[JR 12] 26,763
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[埼玉県統計 13]
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2012年(平成24年)
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[JR 13]7,565 |
[JR 13]19,618
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[JR 13] 27,183
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[埼玉県統計 14]
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2013年(平成25年)
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[JR 14]7,634 |
[JR 14]20,004
|
[JR 14] 27,638
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[埼玉県統計 15]
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2014年(平成26年)
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[JR 15]7,645 |
[JR 15]19,737
|
[JR 15] 27,383
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[埼玉県統計 16]
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2015年(平成27年)
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[JR 16]7,820 |
[JR 16]20,154
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[JR 16] 27,974
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[埼玉県統計 17]
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2016年(平成28年)
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[JR 17]7,905 |
[JR 17]20,467
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[JR 17] 28,372
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[埼玉県統計 18]
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2017年(平成29年)
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[JR 18]8,045 |
[JR 18]20,739
|
[JR 18] 28,784
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[埼玉県統計 19]
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2018年(平成30年)
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[JR 19]8,078 |
[JR 19]20,960
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[JR 19] 29,039
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[埼玉県統計 20]
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2019年(令和元年)
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[JR 20]7,899 |
[JR 20]21,024
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[JR 20] 28,923
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[埼玉県統計 21]
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2020年(令和02年)
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[JR 21]5,643 |
[JR 21]16,856
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[JR 21] 22,500
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2021年(令和03年)
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[JR 22]6,612 |
[JR 22]17,626
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[JR 22] 24,239
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2022年(令和04年)
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[JR 23]7,491 |
[JR 23]18,395
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[JR 23] 25,887
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2023年(令和05年)
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[JR 24]7,979 |
[JR 24]18,991
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[JR 24] 26,970
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駅周辺
浦和東警察署
「KOBAN」の文字が目立つ、東浦和駅前交番。
さいたま市緑区役所は国際興業バスでのアクセスとなる。
当駅から東川口方向に進むとすぐに中線が本線に合流する。その後、見沼代用水西縁を越えると見沼田んぼが広がる[5]。見沼代用水西縁から見沼代用水東縁までは、武蔵野線の線路は見沼田んぼの中を通る[5]。見沼田んぼの中間を通る芝川を越え、見沼代用水東縁を過ぎると川口市に入り、その後は東川口方向の線路際に住宅が広がる。
駅付近にはスクランブル交差点が整備されている。区画整理が実施され、整然とした住宅街となっている。
2021年12月16日、駅前ロータリー(北側)に東京オリンピックのゴールドポスト(第32号)が設置された(ゴールドポストプロジェクト[7])。
- 警察・消防
- 公的施設・医療機関
- 学校
- 公園・史跡など
見沼通船堀の西縁一の関
- 郵便局・金融機関
- 店舗
バス路線
東浦和駅
国際興業バスが運行する路線バスが発着する。
のりば |
運行事業者 |
系統・行先
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1
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国際興業バス
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3
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|
4
|
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5
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浦04・浦04-2・浦04-3:浦和駅東口
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東浦和駅南発着
停留所は、県道235号大間木蕨線沿いの柳崎県営住宅バス停付近に設置されている。川口市が運営し、国際興業バスに運行受託しているコミュニティバス(みんななかまバス)が発着する。
その他
以下の深夜バス・深夜急行バスが当駅終点で運行されている。
さいたま市駒場スタジアム、埼玉スタジアム2002でのJリーグ、サッカー日本代表戦開催時は直通シャトルバスが運行される。ただし、主に浦和レッズまたは日本代表主催試合のみの運行で、大宮アルディージャ主催試合の場合は、混雑する浦和レッズ戦以外は原則として駒場スタジアム、埼玉スタジアムともに直通バスは運行されない[注釈 2]。
隣の駅
- 東日本旅客鉄道(JR東日本)
武蔵野線
- 東川口駅 (JM 23) - 東浦和駅 (JM 24) - 南浦和駅 (JM 25)
脚注
記事本文
注釈
出典
広報資料・プレスリリースなど一次資料
利用状況
- JRの1日平均利用客数
- JR東日本の2000年度以降の乗車人員
- JRの統計データ
- 埼玉県統計年鑑
参考文献
関連項目
ウィキメディア・コモンズには、
東浦和駅に関連するカテゴリがあります。
外部リンク
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京葉線直通区間 |
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*打消線は廃駅 |