機械じかけのマリー
『機械じかけのマリー』(きかいじかけのマリー)は、あきもと明希による日本の漫画作品。『LaLa』(白泉社)にて2020年5月号(2020年3月24日発売)に読み切り作品として掲載された後、2020年6月24日から2023年6月23日にかけて連載された[1][2]。 続編である『機械じかけのマリー+』が2025年4月24日より連載中[3]。 あらすじ元天才格闘家のマリーは、大財閥の跡継ぎアーサーの専属メイドとなる。アーサーは冷酷かつ極度の人間嫌いであるため、マリーは自身をロボットと偽って働く。人間だとバレた場合、即処刑の危機がある。しかしアーサーは無機物には超絶優しく、マリーを溺愛する。 マリーは人間だとバレないよう、「恋人モード」「看病モード」などのアーサーからの要求に応じながらメイドとして働く。アーサーを狙う暗殺者が次々と現れ、マリーは彼らと日々戦う。マリーはロボットメイドとして日々努めるうちに、アーサーへの恋心を次第に自覚していく。 やがて、アーサーはマリーが人間であるという秘密を知る。しかし、アーサーはマリーがメイドを辞めることを恐れ、秘密を知っていることを隠す。マリーは人間だとバレたくなく、アーサーは秘密を知っていることを隠すという、互いに秘密を抱えた駆け引きが始まる。 登場人物声の項はテレビアニメ版の声優。
制作背景本作は、漫画家あきもと明希による初の連載作品である[5]。もともとは『LaLaDX』に掲載される読み切り作品として描かれたが、好評を受けて『LaLa』本誌での連載に至った[5]。あきもとはデビュー以来、ギャグ要素を含んだラブコメ作品を主に手がけており、本作もその流れを汲んでいる[5]。当初、本作の連載は3話で終了する予定だったが、継続が決定したため、当初の予定よりも物語やキャラクター設定が拡張されている[5]。あきもとは本作を制作するにあたって、言葉による説明を極力控え、絵で物語を伝えることを意識しているという[7]。 影響を受けた作品について、あきもとは「特定の一冊を挙げるのは難しい」としつつも、少女漫画誌「りぼん」「ちゃお」「なかよし」などを購読していた経験を挙げ、特に亜月亮のギャグ漫画や、種村有菜の『神風怪盗ジャンヌ』の影響が大きかったと語っている[5]。 「人間がロボットのふりをする」という本作の中心設定は、あきもとが以前から「人型ロボットがフィクションに定番として登場するなら、その逆も面白いのではないか」と考えていたことに由来する[5]。また、主人公マリーの「強く戦えるメイド」という設定は、女の子が活躍する作品への憧れから生まれた。格闘技自体には詳しくないが、アクション映画『007』や『ジョン・ウィック』に影響を受け、戦闘シーンの演出やテンポ感を取り入れているという[5]。 書誌情報
テレビアニメ
2024年8月5日にテレビアニメ化が発表[14]。2025年10月よりTOKYO MXほかにて放送予定[4][6]。 スタッフ
放送局
脚注
参考文献
外部リンク
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