武富孝介
武富 孝介(たけとみ こうすけ、1990年9月23日 - )は、埼玉県浦和市(現:さいたま市緑区)出身の元サッカー選手。現役時代のポジションはフォワード、ミッドフィールダー。 来歴プロ入り前小学生時代は埼玉県さいたま市の三室少年団に所属。2002年、同市浦和地区少年団の選抜チーム「FC浦和」の一員として、山田直輝らと共に、第26回全日本少年サッカー大会で優勝を飾った[1]。 2003年より柏レイソルの下部組織に加入し、吉田達磨の指導の下、武富、酒井宏樹、工藤壮人、比嘉厚平、山崎正登、仙石廉、指宿洋史、島川俊郎、畑田真輝という計9名のプロ選手を輩出した柏レイソルユース「黄金世代」の一員として、地中海国際サッカートーナメント、ビジャレアル国際ユースサッカー大会といった海外遠征を経験した[2]。 柏レイソル2009年、酒井、工藤、比嘉、山崎、仙石と共にトップチームへ昇格。同年6月18日から4ヶ月間、酒井と共にサンパウロ州選手権1部・モジミリンECへ短期留学した[3]。 2010年、J2第13節徳島ヴォルティス戦に後半20分から出場し、公式戦デビュー。後半45分に公式戦初得点を記録した。 ロアッソ熊本2010年12月21日、ロアッソ熊本への期限付き移籍が発表された[4]。 2011年は移籍初年度ながらJ2リーグ戦33試合に出場し、期限付き移籍期間が1年間延長された[5]。翌年フォワードにコンバートされると、持ち前の攻撃センスが開花し、開幕からゴールを量産[6]。J2得点ランキング5位の14得点を挙げた。 湘南ベルマーレ2013年、J1に昇格した湘南ベルマーレに再び期限付き移籍[7]。第3節清水エスパルス戦で、J1リーグ戦初得点を記録した。同年9月8日に行われた第93回天皇杯2回戦FC琉球戦では、プロ入り後自身初となるハットトリックを達成。クラブは1年でJ2に降格したが、同年12月27日、期限付き移籍期間を翌年まで延長することが発表された[8]。 2014年は主に2シャドーの一角としてリーグ戦39試合に出場し、9得点を記録。チームは開幕14連勝を飾るなど記録的な快進撃を続け、柏に所属していた2010年以来、自身2度目のJ2優勝を達成した。 柏レイソル復帰2014年12月7日、期限付き移籍期間終了により柏へ復帰[9]。2015年4月29日、川崎フロンターレのリーグ戦で移籍後初得点。5月14日、AFCチャンピオンズリーグ2015の公式サイトで日本勢唯一のグループリーグベストイレブンに選ばれた。2017年9月23日、第27節のFC東京戦では2得点を決めて自身の誕生日を祝った。 浦和レッズ2018年1月5日、浦和レッズに完全移籍した[10]。しかし、8試合の出場に留まった。 2019年から湘南へ期限付き移籍[11]。2月23日、開幕戦の北海道コンサドーレ札幌戦では2得点を決めて勝利に貢献した[12]。8月15日に浦和レッズへの復帰を発表した。理由については、前日から長期に渡り続いている曺監督のパワーハラスメントに関するで監督が指揮を取れる状況ではなくなってしまったからだという[13]。しかし疲労骨折を負っていたことが判明し、シーズン中に再出場することは叶わなかった。翌年も、8試合試合の出場に留まった。 京都サンガF.C.2020年12月28日、京都サンガF.C.に完全移籍[14]。2022年11月18日、契約満了により京都を退団した[15]。 ヴァンフォーレ甲府2022年12月8日、ヴァンフォーレ甲府に完全移籍[16]。 おこしやす京都AC2025年1月10日、関西サッカーリーグ2部のおこしやす京都ACに完全移籍[17][18]。しかし2025年シーズン途中の6月16日、おこしやす京都は5月31日付で武富の現役引退を発表した[19]。 プレースタイルアイディア豊かなドリブルや、相手ディフェンスの裏を取りスペースに入り込むオフ・ザ・ボールの動きを得意とするストライカー[6]。豊富な運動量が持ち味で、湘南ベルマーレに所属した2014年シーズンには1試合平均走行距離約13kmという驚異的な数字をマークし、同監督の曺貴裁から「もう脱帽ですよ。あんなに走れるFWは、今の日本にいないでしょう。走るスピードも遅いわけじゃないですからね」と評された[20]。 人物所属クラブ
個人成績
その他の公式戦
その他の国際公式戦
タイトルクラブ
代表歴
脚注
関連項目外部リンク
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