水無田気流
水無田 気流(みなした きりう、女性[1]、1970年3月4日 - )は、日本の詩人で社会学者。國學院大學経済学部教授。主な研究分野はジェンダー論、文化社会学・家族社会学。 神奈川県相模原市出身、東京都在住。早稲田大学大学院社会科学研究科博士後期課程単位取得満期退学。社会学の分野では、本名の田中 理恵子(たなか りえこ)名義の著作もある[2]。夫は社会学者の田中人(たなか まさと)[注釈 1][3][4]。 主な著作に『無頼化した女たち』(2014年)、詩集『音 速 平 和 sonic peace』(2005年)など、本名の田中理恵子名義で『平成幸福論ノート』(2011年)がある。 略歴1970年、神奈川県相模原市のベッドタウンでサラリーマンの父と専業主婦の母との間に産まれた[5]。 2002年から水無田気流の筆名で『現代詩手帖』(思潮社)に詩作品の投稿をはじめ、2003年に第41回現代詩手帖賞を受賞。2005年に第一詩集『音速平和 sonic peace』(思潮社)を上梓、翌年同作で第11回中原中也賞受賞[6]。2008年、第二詩集『Z境』で第49回晩翠賞受賞[6]。 なおこの筆名は、中原中也の「蝉」にある「水無河原」と、松尾芭蕉の「不易流行」をとり、当て字にしたものである[1]。 また詩作と並行して社会学の研究を続け、早稲田大学大学院社会科学研究科地球社会論専攻、および中央大学大学院文学研究科哲学専攻の修士課程を修了し、それぞれの大学から修士(学術)、修士(哲学)の学位を得ている[7]。2008年には初の単著『黒山もこもこ、抜けたら荒野:デフレ世代の憂鬱と希望』(光文社新書)を出版した。 東京工業大学世界文明センターのフェロー、桐蔭横浜大学スポーツ健康政策学部非常勤講師、亜細亜大学経営学部兼任講師、立教大学社会学部兼任講師[8]を経て、2016年4月より國學院大學経済学部教授[9]。 2013年4月~2015年3月、朝日新聞書評委員。2018年1月~2019年12月『ユリイカ』(青土社)にて新人投稿欄「今月の詩」の選者を務め、「ユリイカの新人」として小林瑞枝(18年)、ゆずりはすみれ(19年)を選出している[10]。
活動・主張・エピソード
著書詩集
社会学
共著
田中理恵子としての活動
テレビ
脚注注釈
出典
参考文献
関連項目外部リンク
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