深草 駿哉くふうハヤテベンチャーズ静岡 #10 |
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基本情報 |
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国籍 |
日本 |
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出身地 |
宮崎県 |
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生年月日 |
(2001-08-10) 2001年8月10日(23歳) |
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身長 体重 |
163 cm 75 kg |
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選手情報 |
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投球・打席 |
右投右打 |
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ポジション |
捕手 |
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経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) |
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深草 駿哉(ふかくさ ゆうや、2001年8月10日 - )は、宮崎県出身のプロ野球選手(捕手)。くふうハヤテベンチャーズ静岡所属。
来歴
プロ入り前
小学1年生の時に野球を始め、投手や遊撃手を経験。日章学園中学校では強肩を買われて捕手に転向した[1]。中学3年生のときには2016年度全日本少年夏季軟式野球大会でベスト8に入る[2][3]。
日章学園高等学校時代は監督からの指示で一度は投手としてプレーしていたが、1年冬に捕手への再転向を直訴し、2年夏から正捕手となった[1]。すると、監督から「走られたのをほとんど見たことない」といわれる強肩で活躍を見せる他、打撃面でも2018年の秋季九州大会では打てる2番打者として11打数8安打を記録した[4]。3年生時の2019年に、第91回選抜高等学校野球大会に出場した[4]。中学・高校での同期に平野大和がいる。
2020年に社会人野球・熊本ゴールデンラークスヘ入団した。
KAL・熊本時代
2021年からは熊本ゴールデンラークスが発展的に解消して結成された火の国サラマンダーズに所属している。43試合の出場で打率.240、1本塁打、10打点を記録した。
2022年は48試合の出場で打率.231、2本塁打、15打点を記録。九州アジアリーグ連覇後に開催された独立リーググランドチャンピオンシップでは、先発捕手として2試合ともに出場し、チーム初の日本一に貢献した。
2023年はアスリートコンサルタント・鴻江寿治主宰の自主トレ合宿への参加や、臨時コーチ・坂口智隆のアドバイスを契機に、課題としていた打撃が飛躍的に成長した[5]。正捕手として70試合に出場し、打率.342(リーグ5位)、5本塁打、31打点、出塁率.448(リーグ3位)を記録し[6]、三振は規定到達者最少の18のみだった。チームはリーグ2連覇と2年連続の日本一を達成し、同年のグランドチャンピオンシップでも2試合ともに先発出場した。11月6日に行われた年間表彰式「ヤマエグループ九州アジアリーグ AWARDS 2023」にて、リーグのベストナイン(捕手)と最優秀選手賞(MVP)に選出されたことが発表された[7][8]。
くふうハヤテ時代
2024年1月24日にウエスタン・リーグ参加球団であるくふうハヤテベンチャーズ静岡への入団が発表された。背番号は火の国時代と同じ10[9]。チームで2番目に多い41試合で捕手のポジションに就き[10]、計45試合に出場して打率.175、0本塁打、10打点だった[11]。
選手としての特徴・人物
遠投110m[1]、二塁までの送球タイムは1.77秒の強肩の持ち主[8]。身長163cmと小柄ながらガッツあふれるプレースタイルを見せる選手で[8]、2019年のセンバツ出場当時は大会登録選手のうち最も小柄な身長158cmだった[1]。
2021年度ドラフト会議で指名を受けた石森大誠とは火の国サラマンダーズ1年目にバッテリーを組んでいたほか、料理が得意であることから石森の分の食事も作るなど、グラウンドの内外で石森を支えた[12]。
詳細情報
九州アジアリーグでの年度別打撃成績
年
度 |
球
団 |
試
合 |
打
席 |
打
数 |
得
点 |
安
打 |
二 塁 打 |
三 塁 打 |
本 塁 打 |
塁
打 |
打
点 |
盗
塁 |
盗 塁 死 |
犠
打 |
犠
飛 |
四
球 |
敬
遠 |
死
球 |
三
振 |
併 殺 打 |
打
率 |
出 塁 率 |
長 打 率 |
O P S
|
2021
|
熊本 火の国
|
43 |
128 |
100 |
13 |
24 |
8 |
0 |
1 |
35 |
10 |
0 |
0 |
7 |
1 |
18 |
- |
2 |
20 |
2 |
.240 |
.364 |
.350 |
.714
|
2022
|
48 |
150 |
130 |
14 |
30 |
6 |
1 |
2 |
44 |
15 |
0 |
1 |
6 |
1 |
9 |
- |
4 |
23 |
7 |
.231 |
.299 |
.338 |
.637
|
2023
|
70 |
245 |
196 |
42 |
67 |
11 |
2 |
5 |
97 |
31 |
1 |
2 |
4 |
4 |
33 |
- |
8 |
18 |
3 |
.342 |
.448 |
.495 |
.943
|
通算:3年
|
161 |
523 |
426 |
69 |
121 |
25 |
3 |
8 |
176 |
56 |
1 |
3 |
17 |
6 |
60 |
- |
14 |
61 |
12 |
.284 |
.353 |
.413 |
.767
|
背番号
脚注
- ^ a b c d “日章学園、小さな「要」信頼厚く 深草捕手 身長158センチ遠投110メートル”. 西日本新聞. (2019年3月25日). https://web.archive.org/web/20210827111443/https://www.nishinippon.co.jp/nsp/item/n/496826/ 2021年12月4日閲覧。
- ^ “野手のタレント揃いだった昨年初の選抜出場の日章学園。主力選手進路一覧!”. 高校野球ドットコム. (2020年5月17日). https://www.hb-nippon.com/news/36-hb-bsinfo/41602-bsinfo20200517004 2021年12月4日閲覧。
- ^ “日章学園中学校|第33回全日本少年軟式野球大会”. 公益財団法人 全日本軟式野球連盟. 2021年12月4日閲覧。
- ^ a b “合言葉は「監督を男にする」 日章学園、甲子園初勝利へ”. 朝日新聞. (2019年3月24日). https://www.asahi.com/articles/ASM3G7D82M3GTNAB00Y.html 2021年8月28日閲覧。
- ^ 田尻耕太郎「甲斐拓也より小柄な163cmの「打てる捕手」。坂口塾&鴻江合宿で激変し、ドラフト候補浮上か」『Yahoo!ニュース』2023年6月5日。2023年10月5日閲覧。
- ^ “【独立リーグ】個人ランキング-2023 ヤマエグループ 九州アジアリーグ”. 一球速報.com. OmyuTech. 2023年10月5日閲覧。
- ^ “2023 ヤマエグループ九州アジアリーグ 個人賞”. 一般社団法人 九州アジアプロ野球機構 (2023年11月6日). 2023年11月7日閲覧。
- ^ a b c 田尻耕太郎「年間MVPは深草駿哉(火の国サラマンダーズ)。元DeNA大河らがベストナイン【九州アジアリーグ】」『Yahoo!ニュース』2023年11月7日。2023年11月7日閲覧。
- ^ 『くふうハヤテベンチャーズ静岡 新⼊団選⼿、スタッフおよびトレーナーのお知らせ』(プレスリリース)ハヤテ223、2024年1月24日。https://hayate.co.jp/pdf/20240124_hayate223_press_release.pdf?202401241。2024年1月26日閲覧。
- ^ “2024年度 くふうハヤテベンチャーズ静岡 個人守備成績(ウエスタン・リーグ)”. NPB.jp. 日本野球機構. 2024年10月2日閲覧。
- ^ 「2024年度 くふうハヤテベンチャーズ静岡 個人打撃成績(ウエスタン・リーグ)」『日本野球機構』。2024年10月2日閲覧。
- ^ “バッテリーの絆深く 石森投手(火の国)ドラフト指名 食生活支えた深草捕手”. 熊本日日新聞. (2021年10月12日). https://kumanichi.com/articles/429581 2021年12月4日閲覧。
関連項目
外部リンク