白い恋人パーク(しろいこいびとパーク、英: SHIROI KOIBITO PARK)は、札幌市西区にあるテーマパーク・工場。「石屋製菓」の本社所在地[1]。
概要
「白い恋人」の製造ラインを見学することができるほか、お菓子作り体験工房、アンティーク・コレクションやチョコレートの歴史に関する展示、ミニ鉄道や「ガリバータウン」などのアトラクション、ローズガーデン、ショップやカフェ・レストランがある。また、「北海道コンサドーレ札幌」の専用練習場「宮の沢白い恋人サッカー場」、クラブ事務所やオフィシャルショップ「CONSA BASE」(コンサベース)が併設している。施設内では各種イベントを開催しており、『YOSAKOIソーラン祭り』の演舞会場となるほか、冬季にはイルミネーションを点灯している[3]。
訪日外国人旅行などによる入場者数の増加に対応するため、「白い恋人」製造ラインなど施設の全面リニューアル工事を実施している[4]。
沿革
- 1995年(平成07年):「チョコレートファクトリー」として開業。
- 2000年(平成12年)
- 8月:からくり時計塔開業[5]。
- 10月:「宮の沢白い恋人サッカー場」完成[6]。
- 2003年(平成15年):施設の総称を「白い恋人パーク」と改称。「チュダーハウス」オープン[7]。
- 2007年(平成19年):賞味期限延長・改ざんや大腸菌検出などの一連の不祥事の影響により、一時閉鎖(翌年営業再開)[8][9]。
- 2010年(平成22年):4月28日 ミニSL「白い恋人鉄道」開業。(2021年10月廃止)
- 2012年(平成24年):北海道内初となるキャンディ・アート専門店「キャンディ・ラボ」オープン[10]。
- 2014年(平成26年)10月19日:石屋商事がフィンランドの「サンタクロース村」を運営するロヴァニエミ地域開発と「業務協力に関する覚書」締結[11]。
- 2017年(平成29年)4月22日:「ガリバータウン」開業。
- 2018年(平成30年)4月1日:リニューアル工事に伴い製造ライン見学・体験工房・チョコレートラウンジを休業。
- 2019年(令和元年)7月12日:新製造ライン見学「チョコトピアハウス」「チョコトピアファクトリー」、飲食スペース・体験工房「チョコトピアマーケット」、チュダーハウス内売店「ショップ・ピカデリー」拡張リニューアルを開業[12]。
施設
チョコトピアハウス(旧あんとるぽー館)
- カフェレストラン「あんとるぽー(ENTREPOT)」
- オーロラの泉
チョコトピアファクトリー/チョコトピアマーケット(旧・チョコレートファクトリー)
- チケットカウンター
- チョコトピアファクトリー(白い恋人・バームクーヘン製造ライン)
- スイーツワークショップ「ドリームキッチン」(菓子作り体験)
- スイーツショップ「トライアルプレイス・コヴェント」
- フォトショップ「メメント」(白い恋人オリジナル缶受付カウンター)
- チョコレートラウンジ「オックスフォード」
- マジカルマルシェ(フォトスポット)
チュダーハウス
- キャンディラボ(キャンディ店)
- ショップ・ピカデリー
- フォトショップ「メメント」(白い恋人オリジナル缶受付カウンター)
- イシヤミュージアム
- カフェ「バトラーズワーフ」
中庭
- 札幌からくり時計塔
- ローズガーデン
- スナックハウス「ブライトン」
- ソフトクリームハウス
- ソフトクリームハウス「コッツウォルズ」
宮の沢白い恋人サッカー場
- サッカー場(収容人数3,000人)[13]
- レストラン梟巣(おうるず)
- ガリバータウン・ポッケ
- ロンドンバス ガリバータウン店(冬季休業)
コレクションハウス
旧北海道コンサドーレ札幌事務所を2023年9月から「コレクションハウス」として各種イベントを開催している。最初の企画はハロウィンイベントでミッション型肝試しを行った[14]。2024年10月には「別館コレクションハウス」として、北海道ゆかりの漫画家の作品を集めた文化施設「マンガミュージアム」を期間限定で開催し、「ブルーピリオド展」やワークショップを行っている[15]。これは新設を検討している同ミュージアムの開催効果の検証を兼ねている[16]。
アクセス・駐車場
北海道道124号宮の沢北一条線(北5条手稲通)沿いに位置している。札樽自動車道を利用する際は、小樽方面は札幌西IC、旭川・新千歳空港方面は新川ICが最寄ICとなる。
脚注
関連項目
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白い恋人パークに関連するカテゴリがあります。
外部リンク