益子遼祐
益子 遼祐(ましこ りょうすけ、2000年 - )は、日本の折り紙アーティスト。 経歴筑波大学附属駒場中学校・高等学校卒業[1][2]。東京大学工学部計数工学科卒業[3]。東京大学大学院情報理工学系研究科在学中。 高校では折り紙研究会に所属[4]。高校2年生時の2017年に『月曜から夜ふかし』(日本テレビ)で「夜ふかし的神童」の一人として取り上げられ、折り紙で作った出演者のマツコ・デラックスと村上信五(関ジャニ∞)を披露した[5]。 大学は東京大学理科一類に進学し[2]、折り紙サークル「Orist」に所属[6]。令和初の開催となった第69回学展作品展にて、仏教芸術をテーマに制作した折り紙の仏像『胎内仏』で外務大臣賞を受賞した[3][7]。 2021年2月に放送された『オリガミの魔女と博士の四角い時間』(NHK Eテレ)のスペシャル番組では、益子の制作過程に密着取材したコーナーが放送された[8]。 人物幼稚園の年少の頃に友達がおらず、一人で時間を潰す手段としてたまたま折り紙を始めたが[4]、初めて折った折り紙でクラスの人気者になり、その魅力にはまりこんだ[5]。その没頭っぷりは、気付いたら折り紙を12時間以上折り続けてしまったこともあるほどで、中学受験時には親から“折り紙禁止令”を言い渡された[4]。 益子による技巧的な創作折り紙は、設計図を作らず[3]に脳内で設計図を描いて制作される[7]。1枚の紙だけを使い、切ることなく作品を作り上げるのが益子の流儀であり[5]、学展で外務大臣賞を受賞した『胎内仏』も、大きな仏像頭部と内側の小仏像をそれぞれ1枚の紙で折り上げられている[7]。 益子は、折り紙には「理系的な面白さと文系的な面白さ」があると語る。構造を考える段階では理論的に最適な配置を追い求めるのに対し、仕上げでは芸術的な感性で作品を磨くためである[9]。 折り紙で生活するのは厳しいとし、本職にはせず趣味として続けていきたいと考えており、高校時代のインタビューでは、医者か宇宙ステーション関係職を目指したいと答えている[4]。 脚注
外部リンク
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