知多駅
知多駅(ちたえき)は、愛知県知多市北浜町にある名古屋臨海鉄道南港線の貨物駅。2015年より休止中であり、貨物列車の発着はない。 歴史
駅構造名古屋港に進出した企業の製品・原料を輸送するために南港駅から延伸開業した。付近に開設された食品工場への専用線が南北方向に伸びていた。 関連事業として果樹栽培事業を行っていた頃は構内の空地を利用してキウイ、スダチ、フェイジョアを栽培していた[13](1987年度より、終了時期不明)。
取扱貨物南への専用線は日本配合飼料(現・フィード・ワン)知多工場へ、北への専用線は中部飼料本社工場(現・知多工場)・日本農産工業・日清製粉・JA東海くみあい飼料知多工場等8社へ続いていた。ここでは飼料・小麦等を扱っていた。 その後1973年(昭和48年)10月に操業を開始した東亜石油名古屋製油所(現・ENEOS知多製造所)の専用線が上記の当駅の北に向かう専用線の途中から分岐するようになり、石油の取り扱いが開始された。南松本駅や西上田駅等へ石油輸送貨物列車が運行されるようになった。 1996年までに飼料・食品輸送は廃止になり、石油輸送も製油所の操業停止により2001年(平成13年)6月に廃止になり、当駅での貨物取り扱いは全廃となった。その後2002年(平成14年)3月23日ダイヤ改正で貨物列車の発着がなくなった。 現在、構内はニヤクコーポレーション知多事業所が置かれており、同社のタンクローリーの駐車場となっており、駐車場になった場所は線路が撤去されている。残りはまだ線路が敷設された状態ではあるが、保線がなされている様子は無い。専用線は中部飼料や日清製粉へ向かっていた北側は大部分の線路が撤去され駐車場や建物が建っているが、一部ではまだ残っているほか、知多石油の専用線の終端部では、まだバラストが敷かれている状態で残っている。一方南側は県道256号線と交差した先までは線路が残っているが、雑木林と化している。なお、踏切上には踏切用信号機が設置されている。その先はグリーンベルト内に線路が通っていた痕跡を残すのみである。
駅周辺隣の駅
脚注注釈出典
参考文献
関連項目 |
Portal di Ensiklopedia Dunia