研究員
研究員(けんきゅういん-リサーチフェロー)は、おもに研究機関で研究活動に従事する職員または構成員及びその職位のこと。政党・団体・企業の定める資格のひとつ。 研究員を置く機関研究員とは主に政府・独立行政法人・認可法人・地方公共団体・大学・病院・財団法人・社団法人・学会・NPOなどが設置する研究所或いはシンクタンクなどにおいて置かれる役職である。身分は政府や地方公共団体において採用されている場合は国家公務員、地方公務員となるが、公務員試験などによる採用とは異なり、大学院修了者や博士の学位取得者などが業績や人物審査により、採用される場合が多い。 大学や病院などの研究機関では、大学の教授、准教授、助教、大学院生、外部からの招聘者などで構成されることもある。 博士課程修了者が一定期間、ポストドクターとして勤務する際に与えられる役職も研究員と称される事例もあり、研究員の役職は多様な機関で用いられる。 企業などで、おもに証券会社や銀行、コンサルタント企業の他、商品開発のため科学技術的研究のともなう分野で見られる。 研究員の職階・職種研究員の職階は、職を置く機関にもよるが以下の構成である場合が多く、例外は多く存在する。研究は中テーマ毎に分けられた研究室単位で行われるが、実験室、備品、労務、人事、予算と事務手続きといった管理単位の意味合いの場合が多く、実質の研究は各々の研究員以上の研究者単位で行われる。また研究職の職種として科学技術振興機構では、研究機関の部・室・グループ長等を教授相当職、研究機関の主任研究員等を准教授相当職、研究機関の研究員、リサーチフェロー等を研究員・ポスドク相当と分類している。 トップダウン型の研究所は、研究は組織的に行われ、下記の職階構造が有効に働くが、ボトムアップ型の研究所は各々の研究者が一人で店舗を出店しているような感覚の事業スタイルとなっている場合もある。 ※以下は政府外郭・民間シンクタンクの職階をモデルとしている。独立行政法人型のシンクタンクでは主任研究官等、公務員の官名を用いる場合もある。
※この職階外に、任期付き研究員、特別研究員、客員研究員や、肩書きの無い見習い研究者、技術職員(研究補助員)などもある。 資格としての研究員自由民主党の設置する自由民主党中央政治大学院は、党員のうち講座を修了し、論文と誓約書を提出した者に中央政治大学院研究員の資格を付与している。 称号としての研究員称号としての研究員として特別研究員、名誉研究員、客員研究員、名誉特別研究員などがある。 関連項目 |
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