磯江毅
磯江 毅(いそえ つよし、1954年 - 2007年9月23日[1][2])は、日本の画家。「Gustavo ISOE」の名で活躍し、徹底した写実表現で知られる[2]。 来歴大阪府出身[2]。1973年、大阪市立工芸高等学校図案科卒業[2]。1974年、シベリア経由にてスペインに渡り[2]、マドリッド留学。アカデミア・ペーニャやシルクロ・デ・ベジャス・アルテスにて学ぶ[2]。1978年、マドリッド「サロン・デ・オト-ニョ」で二等賞。シルクロ・ドス画廊にて初個展。1979年、マドリッド「シルクロ・ドス賞小品展」で一等賞を獲得。1981年「サロン・デ・オトーニョ」の一等賞受賞などにより、スペイン国内で注目されるようになる。バルセロナ伯爵夫人賞展で名誉賞を受賞。 マドリッドやサラゴサ、東京・彩鳳堂画廊で個展・グループ展を開催。国際展等で活躍。彩鳳堂画廊で1983年から1994年にかけて、レ・フレ展を開催[3][4][5]。1991年「スペイン美術はいま-マドリ-ド・リアリズムの輝き」展に出品[2]、マドリード・リアリズムの画家として注目されるようになる[2]。1992年 「美しすぎる嘘 現代リアリズム展」(三越)にスペイン作家として参加(1997年にも参加)。1996年「両洋の眼」展出品(2000年、2001年、2003年、2008年にも出品)。彩鳳堂画廊にて個展を開催し、富田賞受賞。1997年、富田賞受賞記念個展「写から実への浸透」(東京・髙島屋)[6]。1998年、東京芸術大学美術学部非常勤講師となる[2]。2000年、広島市立大学芸術学部非常勤講師となる。2002年「特別展 写実・レアリスム絵画の現在」(奈良県立美術館)に出品。第13回タカシマヤ文化基金タカシマヤ美術賞受賞[2][7]。2003年、第1回「存在の美学」現代写実絵画研究所同人展出品。2004年、彩鳳堂画廊(東京)、高島屋大阪店で個展開催。2005年、広島市立大学芸術学部教授となる[2]。第2回「存在の美学」出品。2007年、第3回「存在の美学」出品。 2007年9月23日、呼吸不全のため53歳で死去[2]。同年10月、遺作追悼展(彩鳳堂画廊)。同年11月25日から12月7日まで、広島市立大学芸術資料館にて追悼展(主催: 同大学芸術学部 美術学科油絵専攻)[8]。2008年1月 、「磯江毅1982-2007」追悼展(彩鳳堂画廊)。2009年3月、遺作画集『磯江毅 写実考』を発刊[9]。同年3月13日より東京美術倶楽部(東美アートフェア)内、特別企画展示「存在の神秘・磯江毅遺作展」開催。2011年7月12日より、東京都練馬区立美術館にて「磯江毅=グスタボ・イソエ」開催[10]。同年10月から12月まで奈良県立美術館にて「磯江毅=グスタボ・イソエ」開催[11]。『磯江毅 写実考』増補版発行[12]。2012年3月から9月まで山梨県富士河口湖町立河口湖ミューズ館・与 勇輝館にて「磯江毅 写実考展」開催[13]。2015年3月から5月まで、広島県立美術館にて特別展「スペイン・ リアリズム絵画の異才 磯江毅 ―広島への遺言―展」開催[14]。画集『深い眠り 磯江毅』を発刊[15]。 代表作
画集
脚注
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