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1948年から1953年まで秋田南高等学校という名称であった高等学校については「秋田県立秋田高等学校」をご覧ください。 |
秋田県立秋田南高等学校・中等部(あきたけんりつ あきたみなみこうとうがっこう ちゅうとうぶ)は、秋田県秋田市仁井田緑町にある県立高等学校・中学校。地元では「ナンコー」「シュウナン」等と呼ばれる。地元の国公立大学を中心に卒業生の殆どが大学進学を希望する。校章は「秋田蕗」。秋田県高等学校体育連盟の事務局校となっており、歴代校長が同連盟の会長となっている。
2016年(平成28年)4月に秋田県立秋田南高等学校中等部として中等部が開校し、秋田県内で4校目の公立中高一貫校となった。
沿革
年表
公式サイトより引用[1]
教育方針
福澤諭吉の語である「獨立自尊」を校訓とし、人に頼らず、自らの尊厳を保つ人間の形成を目指している。文武両道を重んじ、学業、部活動共に盛んである。
指導目標
- 独立自尊の精神を養い、活力ある規律正しい学校生活を通して青年の夢を育てる。
- 学問尊重の精神を培い、学力の向上を図り、個性に応じた進路の志望の達成を期する。
- 健康の増進と向上を図り、学習と部活動の両立のできる生徒の育成を目指す。
- 豊かな情操を養い、広い視野と協調性とを持ち、自他を敬愛する心を深める。
教育課程
高校では普通科(6クラス)が設置されている。2年次より文系・理系・学術探求コースに分けられる。
かつては英語科が設置されていた。名称の通り英語教育に重点を置いており、英語関連の教科も普通科より多く、その代わり理数科目で一部履修しないのがあるなど、基本的に文系向けのクラスとされていた。2004年にSELHiに指定された。2005年度より英語科クラスは普通科とは別に修学旅行へ行き、その行き先は2004年度はマレーシア、2005年度はバンクーバーであった。また海外から来た学校訪問団との交流機会もあり、韓国の郡山女子高等学校とは定期的な交流を続けるという協定を結んでいた。
学校行事
- 4月 入学式・始業式
- 5月 入学オリエンテーション(大潟村のホテルに宿泊し授業ガイダンス、新入生同士での交流行事などを行う。)
- 7月 学校祭「秋南祭」
- 8月 夏休み勉強合宿(希望者のみ)
- 9月 学級対抗
- 10月 修学旅行、運動会
- 12月 冬休み勉強合宿(希望者のみ)
生徒会活動・部活動など
運動部
個人競技を中心に、いくつかの運動部が県内屈指の実力を持つ。特に男子剣道部は毎年上位入賞を果たしている。(平成19年度玉竜旗高校剣道大会では20人抜きを果たした)また陸上競技部、水泳競技部でも全国大会出場者を多く出している。しかし一方では硬式野球部や男子バスケ部など、県内では上位の実力ながら全国大会出場を果たせていない部も多い。(2024年、男子バスケットボール部は県大会で初優勝し、インターハイに出場した。)1998年には県内初のアーチェリー部が発足した。
- 硬式野球、サッカー、男女バスケットボール、男女バドミントン、バレーボール、男女ソフトテニス、剣道、柔道、ラグビー、陸上競技、アーチェリー、ハンドボール、水泳、山岳
文化部
吹奏楽部の活躍は著名であり、特に、髙橋紘一が指導し、その教え子でもある天野正道が編曲を行った1976年から1982年にかけ、全国大会において6回連続の金賞を受賞した(1981年大会は審査対象外の招待演奏)。指導者が変わってからも全国大会3年連続出場を複数回果たすなど、全日本吹奏楽コンクールの常連となっている。
2022年までの全国大会出場回数は32回(1981年の招待演奏を含まず)で、これは所属する東北支部(高等学校の部)の団体では最も多く、全国的に見ても8番目に多い。
また、文芸部が2003年の第18回全国高等学校文芸コンクールにおいて文芸部誌部門優秀賞を受賞している。他に放送部等もコンクールで好成績を残している。
- 文芸、吹奏楽、自然科学、美術、書道、演劇、写真、茶道
校歌
作詞:境田四郎、作曲:小林清人[6]
生徒数
高等学校
年度
|
男子
|
女子
|
計
|
増減
|
備考
|
2003(平成15)年度
|
571
|
443
|
1,014
|
|
|
2004(平成16)年度
|
533
|
424
|
957
|
-57
|
|
2005(平成17)年度
|
538
|
419
|
957
|
0
|
|
2006(平成18)年度
|
524
|
430
|
954
|
-3
|
|
2007(平成19)年度
|
529
|
418
|
947
|
-7
|
|
2008(平成20)年度
|
546
|
395
|
941
|
-6
|
|
2009(平成21)年度
|
534
|
404
|
934
|
-7
|
|
2010(平成22)年度
|
523
|
423
|
946
|
+12
|
|
2011(平成23)年度
|
463
|
439
|
902
|
-44
|
|
2012(平成24)年度
|
446
|
417
|
863
|
-39
|
創立50周年
|
2013(平成25)年度
|
442
|
379
|
821
|
-42
|
|
2014(平成26)年度
|
447
|
373
|
820
|
-1
|
|
2015(平成27)年度
|
443
|
377
|
820
|
0
|
|
2016(平成28)年度
|
422
|
367
|
789
|
-41
|
中等部開校、英語科募集停止
|
2017(平成29)年度
|
383
|
364
|
747
|
-42
|
|
2018(平成30)年度
|
361
|
346
|
707
|
-40
|
英語科廃止
|
2019(平成31/令和元)年度
|
350
|
357
|
707
|
0
|
|
2020(令和2)年度
|
376
|
332
|
708
|
+1
|
|
2021(令和3)年度
|
370
|
336
|
706
|
-2
|
|
2022(令和4)年度
|
367
|
332
|
699
|
-7
|
創立60周年
|
2023(令和5)年度
|
341
|
346
|
687
|
-12
|
|
2024(令和6)年度
|
330
|
342
|
672
|
-15
|
|
中等部
年度
|
男子
|
女子
|
計
|
増減
|
備考
|
2016(平成28)年度
|
36
|
44
|
80
|
|
開校
|
2017(平成29)年度
|
76
|
84
|
160
|
+80
|
|
2018(平成30)年度
|
115
|
125
|
240
|
+80
|
|
2019(平成31/令和元)年度
|
110
|
128
|
238
|
-2
|
|
2020(令和2)年度
|
98
|
141
|
239
|
+1
|
|
2021(令和3)年度
|
88
|
151
|
239
|
0
|
|
2022(令和4)年度
|
88
|
152
|
240
|
+1
|
|
2023(令和5)年度
|
96
|
144
|
240
|
0
|
|
2024(令和6)年度
|
107
|
132
|
239
|
-1
|
|
交通
- JR東日本羽越本線・羽後牛島駅より徒歩5分。
- 秋田駅より秋田中央交通 大住線(南高校線)、柳原経由御野場団地線で「南高校前」下車。
- 同バス会社より、仁井田御所野線、御野場団地線など牛島経由のバスで「二ツ屋下丁」下車。徒歩3分。
- 羽後交通、急行角館秋田線、急行横手秋田線で「大野口」「牛島市営住宅前」下車。徒歩5分。
著名な出身者
出典
関連項目
外部リンク