程一彦
程 一彦(てい かずひこ、本名:根本 一彦(ねもと かずひこ)[1][2][3]、1937年12月14日 - 2019年6月23日[1][2][3])は、中華料理人・研究家(薬膳・台湾料理・香港料理系)。大阪府大阪市出身[1][2][3]。「台湾料理・龍潭(リュータン)」オーナーシェフ。 来歴・人物日本人の父と台湾人の母の間に生まれる。追手門学院中学校、灘高等学校、関西学院大学文学部社会学科卒業。貿易業を経て、1961年から台湾・香港で1年間修行後、一家が経営する「台湾料理・龍潭(リュータン)」の二代目オーナーシェフとなる。 『料理の鉄人』(フジテレビ系)で、「中華の鉄人」である陳建一にタコ対決で勝利し、番組史上初めて鉄人を破った。「和の鉄人」道場六三郎同様に、最初にお品書きを書いてから料理を始めた。違う方向を見ながら食材を切る「よそ見包丁」という特技も披露(周りの進行状況を確認するため)。試食の際、審査員へ「陳さんには、悪いことしましたわ」と、自身が扱い慣れている食材だったことから、扱い慣れない陳へ配慮するコメントを残している。 「料理は攻守二面がないとダメ」と発言し、中華料理以外にも、日本料理やフランス料理といった料理全般に深い造詣を持っている。また、NHKの『きょうの料理』では講師を務めるなど、テレビをはじめとするマスメディアに多数出演し、講演を行うなど、幅広い活動を続けている。特に、関西ローカル情報番組の料理コーナーに講師として多数出演してきたこともあって(後述)、関西での知名度は神田川俊郎と並んで高い。2人は料理のジャンルは違えど、懇意の仲である。 中華のジャンルとしては台湾・香港系であるが、程の代名詞は「薬膳」であり、第一人者として知られ著書も多い。また、講演や著書でいち早く「食育」の重要性を主張し、様々な活動を行っていた。 経営する「台湾料理・龍潭」は高齢を理由に2010年9月をもって閉店。その後は、兵庫県宝塚市の郊外に、完全予約制のレストラン「リュータン商行」を開店。大手デパートの物産展などでの料理の実演にも参加していた。 2017年にフランスの専門書ル・シェフにて世界のトップシェフ100人に選ばれる(中華料理の分野では唯一の選出)。 仕事で台湾訪問中の2019年6月23日、滞在先だった台北市内のホテルで死去。81歳没[1]。 エピソード
メディア出演レギュラー、もしくは常連ゲストである(あった)番組の一部を挙げる。主として料理コーナーの講師としての出演。
脚注外部リンク
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